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令和 6年第1回定例会(第1日 3月11日)
録 画 中 継 | 会 議 の 内 容 |
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蔵満 秀規 議員(市友会)
1 市政運営の基本姿勢について 1 令和6年度予算のうち市税収入が約290億円と過去最高となる一方、多額の財源の必要性から、財政は大変厳しい状況となっている。現在日本は、少子化による急激な人口減少時代を迎えており、また、65歳以上の人口は、約29%で過去最高となり、75歳以上の人口は2千万人を超え、高齢化率は更に高まる状況にある。また、小中学校の校舎等、公共施設の老朽化は進み、更には能登半島地震を教訓としつつ、南海トラフ地震を視野に震災対策も必須である中、建設費は日々高騰している。そのような取り巻く環境の中、既存の公共施設を維持しつつ、防災、福祉、カーボンニュートラルへの取組が最優先であると考えるが、新たな施設の建設や再開発の考え方について質す (1) 令和6年度の予算規模が、令和5年度全会計総額比較で5.3%増の876億3,913万円となるが、その要因及び今後の見通しについて聞きたい (2) 過去最高の税収が見込まれるものの、一方で小中学校の校舎建て替え等、多額の財源が近い将来必要となり大変厳しい状況にあるが、主な要因及び今後の見通しについて聞きたい (3) 今後、少子高齢化や人口減少が急激に進む中、防災、福祉、カーボンニュートラルへの取組が最優先であり、モノから人への投資が求められると考えるが、新たな施設の建設や再開発の考え方について聞きたい 2 子ども・子育て分野について 1 花田市長就任以来、次代を担う子どもたちへの惜しみない投資として、日本一子育てしやすいまちの実現に向け、子育て世帯への手厚い施策を数多く展開しているが、公費負担の現状及び今後の見通しについて質す (1) 子ども医療費助成制度については、令和4年度より通院分の高校生等までの拡大を行っているが、子ども医療費助成の実績及び今後の継続見通しについて聞きたい (2) 保育園や学校給食費について、非課税世帯はもとより、市が生活困窮世帯と判断した場合は公費負担としており、更には食材費高騰に伴う値上がり分も公費負担としているが、その実績及び今後の継続見通しについて聞きたい (3) 現在の第3子以降の保育料や副食費の無償化を、令和6年度より第2子まで拡大するとしているが、その予算規模及び内容について聞きたい 2 中学校部活動は、子どもたちの成長段階において、新たな才能の発掘や先輩・後輩・指導者との縦社会における人間関係等、子どもの学びの場として重要な役割を担ってきた日本の良き文化であると認識している。現在、教職員の過重労働に伴う働き方改革や少子化等の影響から、部活動の在り方について検討せざるを得ない事は理解するものの、子どもはもとより、子育て世帯や地域クラブから不安視する声があることから、その内容について質す (1) 部活動は、地域連携・地域クラブ活動への移行が検討されているが、現在の検討内容及び移行を進める理由について聞きたい (2) 地域クラブ活動への移行によるメリット・デメリットについて聞きたい (3) 地域クラブへの移行は、家庭環境によっては、財政面や送迎面で参加できない子どもが発生するのではと危惧するが、市の助成についての検討状況を聞きたい (4) 現在でも地域クラブは、体育館やグラウンド等活動場所の定期的な確保が困難な状況に直面しており、中学校部活動の地域移行時には、中学校施設等をスポーツ部や文化部用に整備の上、使用料を減免すること等により、安定的かつ安価に地域クラブに参加できると考えるが、市の考えを聞きたい (5) スポーツ部や文化部それぞれの地域移行に関する今後のスケジュールを聞きたい 3 子ども家庭総合支援拠点及び子育て世代包括支援センターの機能を一体的にした、こども家庭センターを新たに設置し、妊産婦から児童の保健と福祉を一体的に支援できる体制とするが、その内容について質す (1) 既存の子ども家庭総合支援拠点及び子育て世代包括支援センターの令和4年度の相談件数と主な相談内容及び、最近の傾向について聞きたい (2) 新設のこども家庭センターは、心理職の配置が予定され、相談体制の充実を図るとしているが、期待される効果について聞きたい 4 全国の小中学校における不登校児童生徒数は、コロナ禍を経て急増し、令和4年度は約30万人とされており、増加の一途を辿る状況にあること等から、文部科学省は、不登校を問題行動としてはならないと位置付けている。子どもたちの多様化や意思が尊重される時代へ移行しつつある現状を踏まえ、不登校の子どもたちのフリースクール等の学びの場、居場所づくりが全国的に広がってきていることから市の取組状況を質す (1) 不登校児童生徒数は、全国的にコロナ禍を経て急増しているが、市の状況を聞きたい (2) 昭和の時代に確立された従来型の学校教育は、学校という教育現場を望まない子どもが増え続けている令和の今、教育方針・内容について検討すべきと考えるが、市の検討・改善内容を聞きたい (3) 全国の不登校児童生徒数30万人の内、相談・指導等を受けていない子どもたちが11万4千人とされている現状を鑑みると、不登校の子どもたちの学びの場づくりが喫緊の課題と考えるが、市の考え方及び取組内容について聞きたい (4) 現在、適応指導教室「ほっと東海」を2か所で運営しているが、その内容及び実績を聞きたい。また、令和6年度より、3か所目として平洲中学校に開設を予定しているが、その必要性について聞きたい 3 環境・経済分野について 1 ゼロカーボンシティ宣言以降、市内各地で宅地開発が進められ、多くの農地が消滅しており、地球温暖化対策を危惧する声があることから、脱炭素社会の実現に向けた取組状況について質す (1) 宅地開発による企業誘致等は、税収面や新たな雇用の創出、人口増加等、市の財政面で重要な取組であるが、一方で市の目指す脱炭素社会との乖離が危惧されることから、開発中の地域におけるゼロカーボンシティの実現に向けた考え方について聞きたい (2) 宅地開発により多くの企業が市内で開業するが、事業者へのカーボンニュートラルに関する支援策について聞きたい 2 市長が選挙公約としたキャッシュレス決済ポイント還元事業について、長期間に及んだコロナ禍や、物価高騰の影響を受ける市内事業者、市民から高評価を得ており、継続実施を望む声があるが、一方で国の交付金の動向や予算の課題もあることから、今後の実施に向けた考え方について質す (1) 物価高騰の影響を受ける市内事業者、市民への支援策として、令和3年度より実施しているキャッシュレス決済ポイント還元事業の実績とその効果について聞きたい (2) 全ての市民がキャッシュレス決済を利用できる取組として、令和5年度よりキャッシュレス決済に対応したスマートフォン教室の実施や、市役所に支援員を配置していたが、その内容について聞きたい (3) 市内事業者、市民から高い評価を受けるキャッシュレス決済ポイント還元事業について、今後の方向性について聞きたい 3 市制55周年記念事業として開催する全国工場夜景サミットをはじめ、観光資源の魅力を発信していくとしているが、市内には聚楽園大仏をはじめ、美しく整備された各種公園もあり、SNSで話題となるようなアニメのモニュメントを製作する等、工夫一つで大きな観光資源になると考えることから、魅力発信の内容について質す (1) 市制55周年記念事業として、全国工場夜景サミットが本市で開催されるが、その内容について聞きたい (2) 発売日に完売となる工場夜景クルーズについて、発着港の変更や市内企業の工場見学等、試行実施してきたが、今後の実施内容について聞きたい (3) インバウンドも視野に、市長がはじめた聚楽園大仏のライトアップのほか、大池公園の桜、加家緑道の河津桜、上野台公園のアジサイ園、元浜公園のバラ園等、市民から好評を得ている観光資源の魅力を今後、どのように市内外に発信していくのか聞きたい (4) 本市の魅力発信方法について、令和5年度に聚楽園公園もみじまつりに合わせたインスタグラムでのフォトコンテストを初めて実施したが、その結果や成果及び今後の各種イベント等での活用方法について聞きたい 4 健康・生涯学習分野について 1 令和8年度のアジア競技大会について、当市開催予定のカバディ競技の受け入れ態勢や、アジア競技大会を契機とした、今後のスポーツ振興による、国際交流や地域の活性化に向けた取組について質す (1) アジア競技大会におけるカバディ受け入れスケジュールを聞きたい (2) アジア競技大会の会場となる市民体育館の整備に着手するとしているが、その内容について聞きたい (3) 大会関係者及び市内外から多くの集客が見込まれるが、駐車場スペースの在り方について聞きたい (4) カバディ競技は、現状メジャーとは言い難い競技と考えることから、小中学校をはじめ市民が競技種目を理解する取組が必要と考えるが、その方策について聞きたい (5) 試合応援や選手との交流等による、スポーツ振興をとおして、国際交流や地域の活性化を図る等の取組について聞きたい 5 安心安全・都市基盤分野について 1 循環バスについては、高齢者の運転免許証の返納や、移動ニーズの多様化により、多くの市民が関心を持っており、また、今後の高齢化社会を見据え、車等の移動手段を持たない市民が増えることも見込まれることから、市内交通ネットワークにおいて、生活に密着した乗り物である循環バスの利便性向上が望まれるが、現段階での市の検討状況について質す (1) 現行ダイヤの運行ルート及び運行間隔を、最大120分から短縮を求める市民要望もあるが、現段階における市民ニーズや利用実態を把握した上での検討状況を聞きたい (2) トラック・バス・タクシー等の自動車運転者に向けた厚生労働省の「改善基準告示」の改正により、バス運転手の働き方が大きく変わる中、次期ダイヤ編成に関する影響について聞きたい (3) 交通空白地域を有する自治体では、デマンド交通を地域の交通手段として活用する事例もあるが、本市の交通ネットワークの中において、デマンド交通活用の検討状況について聞きたい (4) 循環バスの次期ダイヤ・ルート再編は10月からスタートとするとのことだが、今後の市内鉄道駅周辺等の整備状況に伴う、ダイヤ改正等の在り方について聞きたい |