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令和 6年第4回定例会(第4日12月12日 一般質問)
答弁向井 哲浩
1 SDGs・企業・団体をコンテンツとする新たな観光戦略!
(1) SDGs推進の進捗状況は
本市は内閣府が進める「SDGs未来都市」に2020年に県内の市町で初めて選定され、本市予算の目的別事業群にも「誰一人として取り残さない」「世界基準」の理念が取り入れられ、数々の施策にそれぞれ、関連するゴールを掲げ一体的に推進している。
ア 官民共創の推進、SDGs未来都市東広島推進パートナー制度について、現在、登録企業・団体はどのくらいあり、社会課題、地域課題の解決のためにどのような活動をして頂いているのか、数件の具体例を含めて伺う。
イ SDGsの特設ウェブサイトの運用により、マッチングなどのSDGs推進パートナー同士の連携による取り組みで化学反応を起こした事業などがあれば、どのくらいあるのか、内容も含めて伺う。
ウ 市民への啓発事業として、出前講座などを実施されているが、その対象は誰なのか、また、開催数やその反応など成果を伺う。
エ 令和5年度決算目的別事業群シートにおいて、SDGsに関しての各種事業について、概ね目標は達成できたとの事だが、企業・団体・市民などのSDGsに対する関心は着実に上がっているのか、また、それを感じられる具体的な例があれば、見解を伺う。
オ 同じく令和5年度決算目的別事業群シートにおいて、SDGs推進の課題について各団体のレベルに応じた支援が必要とされているが、その内容の詳細、あるいは具体的な解決策について、どのように考えているのか、見解を伺う。
(2) かもしだす東広島の魅力を基本理念とした東広島市観光総合戦略について
本市では、本年10月「来る人・住む人がつながりにぎわう東広島」〜地域経済の循環による持続可能な観光の地域づくり〜を目指す姿として、東広島市観光総合戦略を改定し、令和10年度までの本市の観光の基本戦略がスタートしているが、その内容については、現状の観光資源のブラッシュアップが目立ち、新たな観光資源については、あまり触れられていない。
ア 今回の東広島市観光総合戦略の中で、県外在住者を対象とした本市観光コンテンツの認知度において上位から、東広島の酒30.4%、西条酒蔵通り29.0%、安芸津の牡蠣19.3%、道の駅西条のん太の酒蔵17.4%、道の駅湖畔の里福富14.8%、であった。しかし、「当てはまるものはない」が48.4%、となっている。この結果について、本市はどのような見解なのか、また、対策としては、これら上位のコンテンツをキーとして認知を拡大するとの方針だが、新たな観光資源となるコンテンツの必要性は考慮していないのか、認識を伺う。
イ 観光総合戦略の改定のポイントとして、観光の特徴から、中心部エリア(西条・八本松・志和・高屋・黒瀬)、安芸津エリア(安芸津)、県央エリア(福富・豊栄・河内)の3つのエリアを設定しているが、この設定の根拠は何か伺う。
ウ この3つのエリアは地理的な区分けだが、市全体で産業・環境・文化・史跡など個別のコース設定等は考慮されなかったのか見解を伺う。
エ 観光総合戦略改定作業において、関係者・関係団体・有識者などから、どのような提言があったのか、また、この戦略の青写真を描いたのはどの機関なのか伺う。
オ 岡山県真庭市では「真庭SDGs・バイオマスツアー」として、市内でSDGsの理念に基づき、それを実践しているバイオマス関連の企業や施設などの見学・研修をしたり、これに市内の観光地、名所などを加えた、「市内SDGs交流ツアー」を一般社団法人真庭観光局(DMO)が運営されて、内外より人を呼び込む事業を行っている。
これは、先ほど述べたテーマ別の設定の一例だが、この事業についての本市の認識、感想などを伺う。
カ 岡山SDGs未来都市連絡協議会が中心となり、SDGs未来都市(真庭市・岡山市・倉敷市・西粟倉村)を対象とした「おかやまSDGsオーダーメイドツアー」が、テーマ別に組み合わせて実施されている。本市では、「ひろしま観光立県推進基本計画」に基づき、安芸エリアで関係各市町が連携などを行い、具体的な事業を行っているのか見解を伺う。
キ 本市には、成長産業とされている半導体や関連企業など、ものづくりのまちにふさわしいオンリーワンや特色ある企業があり、4つの大学や各種研究機関などが、他の市町と比較して数多く立地しているが、それらを新たな観光資源として、「観光ツアー」、「研修会」などのコンテンツとして確立できないか、また、受け入れ相手先の事情もあると思われるが、その可能性について検討をして頂き実現に向けた施策を期待するが、見解を伺う。