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令和 4年 第3回定例会(第2日 9月 6日)
答弁奥谷 求
2 にぎわいと魅力ある都市空間の創出
(1) 東広島らしい景観の形成と歴史的、文化的施設などの有効活用について
本市には酒蔵通りをはじめ、歴史的、文化的な価値のある地域、施設などが多数存在し、その景観の保全と形成、又それらを活かした新しい発想のまちづくりが進み、にぎわいと魅力ある空間の創出が期待されている。
ア 西条酒蔵通り周辺の歴史あるまち並みを守るため、昨年9月、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定申請するために条例が制定され、審議会の設置・開催、エリア決定、地元合意形成などに取り組んでいるが、現段階での進捗状況などを伺う。
イ 重伝建対象エリア内の地域住民・地権者との合意形成は、この事業で最も重要な課題であると思うが、暮らしに制約がかかる建築規制など根本的な問題がある中で、住民・地権者が日頃から感じていることや、望ましい将来像を共有し、主体的なまちづくりが出来るような、「重伝建に選定されたら、このようなまちづくりが可能になる」といったメリットの情報提供がより重要なポイントになると感じるが、本市の見解を伺う。
ウ 重伝建に選定された場合、文化庁・県からの指導、補助や税制優遇措置を設ける等の支援が得られるとされている。昨年8月の段階で重伝建は、全国で104市町126地区あるが、先進地等の例から、具体的にはどのような支援が期待されるか、見解を伺う。
エ 本市には、国・県・市の指定文化財等が数多くあり、後世に適切に伝えていくため、維持管理及び公開、活用など行っているが、指定文化財等の保存、維持管理や指定文化財所有者に対する保存修理の助成などに関しての課題点や、公開、活用に関して、見学者等はどれ位いるのか、具体的な施設数ヶ所で例示して頂き、合わせて市民の認知度について見解を伺う。
オ 歴史的建造物、神社仏閣、城跡など独特な雰囲気を持つ空間を イベントや事業の会場にして特別な体験を届けることができる文化財を活用した「ユニークベニュー」の取り組みが各地で進んでいるが、本市のこの事業に対する認識と評価、取り組み意欲について見解を伺う。