教育行政についてご質問をいただきました。
 議員のご発言の中に西中学校の事故について触れられておりましたが、私どもも大変痛ましい事故であったと、ご遺族に対しては深く哀悼の意を申し述べたいと思いますが、ただ、この事故を施設の安全性に絡めておっしゃられたような、私は受けとめをしたのですが、誤解のないように申し上げますけれども、その事故と施設上の問題はありませんので、その辺だけはひとつ、きちんとまずしておきたいというふうに思います。
 私のほうからは、教職員の過密労働軽減に係るご質問についてまずお答えをいたします。
 教職員定数の増加についてですが、市教育委員会といたしましても、県教育委員会や国に対して要望を続けているところでございます。教職員定数の増加が実現すれば、教職員の負担軽減はもちろんのこと、少人数学級をさらに進めていくことや、少人数指導をさらに充実させること、さらには専科教員の配置が可能となり、教育活動の充実をさらに図ることができるものと考えております。引き続き国、県への要望を続けてまいります。
 次に、1学級の人数を減らしてはとのご質問でございますけれども、1学級の児童・生徒の人数は、公立義務教育小学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の中で定められており、市の判断でその数を減らすことはできません。この法律の中では、小学校1年生は35人以下学級が義務づけられております。また2年生におきましては、県からの教員加配により35人以下学級を実現しております。さらに小学校3年生以上については、県からの加配である指導方法工夫改善を少人数学級研究に振りかえて、できる限り35人以下学級にしております。
 それから、中学校の制服についてご質問をいただきました。正確には制服というよりも標準服と、こういう言葉を使っております。この標準服を取り扱っているお店であればどこでも購入ができます。標準服を扱うことについて、指定の基準は特になく、店側が標準服を扱うことを決定しているわけでございます。標準服を扱っている店が何カ所あるかは把握をしておりません。
 次に、標準服購入に係る補助についてご質問をいただきましたが、援助を必要とする家庭に対して必要な援助をすることを基本とし、一律に標準服にかかる費用を補助するというような考えは持っておりません。本市においては就学援助費の中に新入学用品費を位置づけ、援助が必要な家庭に対し標準服やその他、新入学に必要な費用を支給しております。
 続いて、女子の服装についてですが、学校により校則が異なるので、この異なるところが夏服のみでございます、女子の。市内は、ですから統一されておりません。冬服については、いわゆる標準マークのあるセーラー服であることで統一をされております。なお、転入生に対してはそれまでの学校の標準服で過ごすことを容認しており、また必要に応じてPTAが集めているリサイクル品を提供するなど、各学校で配慮に努めております。
 次に、学校図書館司書と同じようにネーティブ・イングリッシュ・ティーチャーも直接雇用できないかというご質問でございますが、学校図書館司書は学校図書館法の改正に伴う雇用形態の変更でございます。現在、ネーティブ・イングリッシュ・ティーチャーを活用した事業については、学校だけではなく教育委員会も定期的に委託業者と打ち合わせを行っております。改善点があれば随時申し入れ、委託業者からはネーティブ・イングリッシュ・ティーチャーに指導していただきますが、ネーティブ・イングリッシュ・ティーチャーには、優秀な人材をそろえていただいており、現在の雇用形態でも十分に教育効果があるものと考えております。
 それから、小学校の給食費でございますが、小学校給食費の無償化導入についてでございますが、学校給食法第11条第2項の規定に基づき、学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに運営に要する人件費などは設置者の負担としております。食材につきましては、学校給食を受ける児童、または生徒の保護者の負担とすると定めておりますので、給食費を無償化する考えはございません。
 残りについては部長から答弁申し上げます。