予算決算委員会 産業建設分科会
 
                       令和2年3月9日(月)
                       午前10時50分〜午後2時59分
                       於:南71委員会室
[議  題]
1 審査案件
  議案第27号 令和元年度豊田市一般会計補正予算
  議案第29号 令和元年度豊田市都市計画事業土地区画整理特別会計補正予算
  議案第30号 令和元年度豊田市分譲住宅建設事業特別会計補正予算
  議案第31号 令和元年度豊田市卸売市場特別会計補正予算
  議案第37号 令和元年度豊田市産業用地造成事業特別会計補正予算
  議案第40号 令和2年度豊田市一般会計予算
  議案第42号 令和2年度豊田市都市計画事業土地区画整理特別会計予算
  議案第43号 令和2年度豊田市分譲住宅建設事業特別会計予算
  議案第44号 令和2年度豊田市卸売市場特別会計予算
  議案第50号 令和2年度豊田市産業用地造成事業特別会計予算

〇出席委員(9名)
 分科会長  杉 本 寛 文     副分科会長 宮 本 剛 志
 分科会委員 三 江 弘 海     分科会委員 小 島 政 直
 分科会委員 板 垣 清 志     分科会委員 古 木 吉 昭
 分科会委員 深 谷 とおる     分科会委員 倉 山 和 之
 分科会委員 杉 浦 健 史

〇欠席分科会委員(0名)

〇発言申出委員(2名)
 委員    岡 田 耕 一     委員    根 本 美 春

〇説明のため出席した者の職・氏名
 特別職
   副市長         杉 山 基 明     副市長        礒 谷 裕 司

 産業部
   産業部長        前 田 雄 治     商工振興室長     早 川 正 文
   農林振興室長      高 部 広 明     森林課長       古 澤 彰 朗
   ものづくり産業振興課長 脇 迫 博 文     商業観光課長     近 藤 孝 浩
   農政課長        谷 原 美 保     農地整備課長     宮 田 昌 和
   卸売市場長       柴 田 康 宏

 農業委員会事務局
   局長          岡 本 武 久

 都市整備部
   都市整備部長      栗 本 光太郎     副部長        中 村   誠
   区画整理担当      恩 田 良 一     都市整備課長     中 根 武 人
   交通政策課長      中 垣 秋 紀     市街地整備課長    田 中 一 弘
   土橋区画整理事務所長  角 谷   元     寺部区画整理事務所長 森 陰 幸 司
   区画整理支援課長    中 根 和 男     公園緑地整備課長   甲 村 尚 義
   公園緑地管理課長    小 沢 美 博     開発審査課長     水 野   卓
   建築相談課長      加 藤 俊 樹     公共建築課長     稲 本 龍 治
   建築予防保全課長    堀 井 敬 直     定住促進課長     岡 田 茂 克

 建設部
   建設部長        岡 本 哲 志     副部長        早 川   匡
   専門監(用地担当)   濱 田 盛 義     街路課長       三 浦   浩
   建設企画課長      倉 口   敦     幹線道路推進課長   稲 吉 健 司
   土木管理課長      石 原 知 幸     道路維持課長     野 口 朝 司
   道路予防保全課長    杉 山 勝 浩     土木課長       塚 本 直 樹
   地域建設課長      鈴 木 一 臣     河川課長       中 川 啓 二
   矢作川研究所長     酒 井   斉


〇職務のため出席した事務局職員の職・氏名
 議会事務局
   局長          伊 藤 勝 介     副局長        近 藤 雅 雄
   副主幹         上 田   研     担当長        太 田 吉 朗
   主査          伊 藤 圭 一     主事         尾 崎 あゆみ

                       開会 午前10時50分
○分科会長(杉本寛文) ただいまから、予算決算委員会産業建設分科会を開会します。
 3月6日の予算決算委員会で、当分科会の所管とされました審査案件は、議案第27号始め10議案です。慎重審査よろしくお願いいたします。
 分科会における発言は、挙手をし、分科会長と発声した上で起立してお願いいたします。
 これより審査に入りますが、議案の説明につきましては補正予算のみとし、当初予算については、当初予算説明会において説明を受けていますので、分科会での説明は省略し、質疑・意見について所管別、議案ごとに行います。
 質疑に当たっては、資料名及びページ数を示した上で簡潔に願います。
 また、質疑・答弁をわかりやすくするために、質問者は関連性のある質疑を除き、一問一答方式でお願いします。
 なお、全体会での議案質疑と同一趣旨の発言を重複して行うことはご遠慮いただきますようお願いします。
 それでは、産業部及び農業委員会事務局所管分について審査を行います。
 なお、議事の都合上、都市整備部の職員が出席しておりますので、よろしくお願いいたします。
 始めに、議案第27号令和元年度豊田市一般会計補正予算を議題とします。
 それでは、議案第27号について順次説明願います。
 早川産業部商工振興室長。
○商工振興室長(早川正文) それでは、一般会計補正予算、まず産業部の商工振興室分について説明をさせていただきます。
 補正予算説明書の203ページをごらんください。
 歳出の7款1項2目の商業振興費、説明欄3都心駐車場費、(1)施設整備費です。
 若宮駐車場と喜多町駐車場に関する個別施設計画策定支援業務委託の契約差金と、豊田まちづくり株式会社と共同所有しております若宮駐車場の修繕額が、当初の予定より少額になったことなどにより730万円余減額するものです。
 次に、4再開発施設費、(2)施設整備費です。再開発ビル「コモ・スクエア」の共用部において、当初予定していた修繕を実施しなかったことなどにより1,000万円余減額をするものです。
 次に、205ページをお願いします。
 7款1項3目の工業振興費、説明欄2工業振興推進費、(2)ものづくり創造拠点運営費です。ものづくりミライ塾で試作開発における部品などの購入費用が、当初の見込みより少なかったことなどにより1,100万円余減額をするものです。
 次に、3産業立地政策推進費、(1)企業誘致推進補助金です。交付を予定していた企業の事業進捗状況等により、交付申請が令和2年度以降となり、交付額が当初の見込みを下回ることとなったため7,300万円余の減額をするものです。
 続いて、(2)企業立地奨励補助金です。これにつきましても、ただいまご説明した(1)企業誘致推進補助金と同様の理由で3,700万円余の減額をするものです。
 産業部商工振興室分の補正予算の説明は以上です。
○分科会長(杉本寛文) 高部産業部農林振興室長。
○農林振興室長(高部広明) 引き続きまして、産業部所管の農林振興室分についてご説明いたします。
 補正予算説明書の194ページをごらんください。
 6款1項2目の農業総務費で、4,700万円余の減額をしております。主な理由として2点です。
 右ページ、説明欄中段の6担い手確保・経営強化支援費補助金で、1,200万円余の減額をしております。これは農家等が機械や施設の導入・整備に要する経費に対する補助金ですが、農家等の自らの負担で事業を実施したため、補助制度の利用がなかったことによるものです。
 2点目は、9の卸売市場特別会計への繰出金の減額で、卸売市場特別会計において、前年度繰越金を歳入に計上したことなどによるものです。
 次に、下段3目の農業振興費では、1,700万円余の減額をしております。主な理由は、197ページ、説明欄4鳥獣対策費、(1)鳥獣害防止総合対策費負担金で1,600万円の減額をしています。これは野生イノシシの豚熱感染の影響で、豊田市農作物等鳥獣害対策連絡協議会が行う農作物被害防止対策の捕獲事業費の減少によるものです。
 続いて、198ページをお願いいたします。
 2項1目農地総務費のうち、右ページ、説明欄1地籍調査費では、国の補正予算により増額となった一方、推進員の現地立会い回数の減少や測量設計委託費の入札請負差額等不用額の減額により、差引90万円余を減額としております。
 その下段、3目施設整備費では、8,900万円余の減額をしております。中でも特に説明欄2ため池整備費、(2)県費老朽ため池整備費において、散策路などの修景施設工事費等に対しての県補助金不採択に伴い該当工事を取りやめ、3,100万円余を減額しています。
 続いて、200ページをお願いいたします。
 3項1目林業費は、2,700万円余の増額です。主な理由としては、右説明欄6林道改良費、(2)野入月ヶ平線で、国の補正予算による財源を得て工事費を増額するものです。
 次に、繰越明許費の補正をご説明いたします。
 今度は、補正予算書24ページをお願いします。
 第3表、繰越明許費補正1の中段、6款2項農地費、地籍調査事業です。これは、さきに説明させていただいた国の補正予算によるものと、令和元年度当初予算で行っている地籍調査認証登記事務で、国・県の承認までに期間を要し、必要な登記に要する時間を確保するため繰越明許費を設定させていただくものです。
 次に、その下の3項林業費、林道改良事業、野入月ヶ平線です。これは、歳出補正予算で先ほどご説明したとおり、国の補正予算による補助事業の採択を受けたため、令和元年度予算で措置、令和2年度に事業執行を行うよう繰越明許費を設定させていただくものです。
 以上で産業部所管、一般会計補正予算の説明とさせていただきます。
○分科会長(杉本寛文) 説明が終わりましたので、質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、本議案について意見等ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 意見等ないようですので、続いて、議案第31号令和元年度豊田市卸売市場特別会計補正予算を議題とします。
 それでは、議案第31号について説明願います。
 高部産業部農林振興室長。
○農林振興室長(高部広明) それでは、卸売市場特別会計補正予算の説明をさせていただきます。
 補正予算説明書の397ページをご参照ください。
 歳入では、900万円余を減額しています。主な要因は、先ほどの同趣旨のご説明をさせていただきましたが、一般会計からの繰入金2,100万円余を減額したことと、前年度繰越金1,000万円余を増額したことなどによるものです。
 続いて、歳出につきましては410ページをご参照ください。
 1款1項1目の市場運営費で、歳入と同額の900万円余を減額しています。主な要因は、右ページの説明欄3施設保全費で、施設修繕におきまして内容の見直しや見積もりの精査などによるものです。
 卸売市場特別会計補正予算の説明は以上です。
○分科会長(杉本寛文) 説明が終わりましたので、質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、本議案について意見等ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 意見等ないようですので、続いて、議案第37号令和元年度豊田市産業用地造成事業特別会計補正予算を議題とします。
 それでは、議案第37号について説明願います。
 早川産業部商工振興室長。
○商工振興室長(早川正文) それでは、産業用地造成事業特別会計補正予算の説明をさせていただきます。
 補正予算説明書の577ページをごらんください。
 歳出の説明欄1花本地区産業用地造成費です。花本産業団地拡張事業の開発行為協議書の作成委託で、契約差金が生じたため31万円余の減額をするものです。
 次に、ページが戻って大変恐縮ですが、565ページをごらんください。
 歳入ですが、ただいま歳出で説明しましたとおり、契約差金分31万円余を歳出で減額することに伴いまして、歳入についても31万円余の減額をするものです。
 産業用地造成事業特別会計補正予算の説明は以上です。
○分科会長(杉本寛文) 説明が終わりましたので、質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、本議案について意見等ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 意見等ないようですので、続いて、議案第40号令和2年度豊田市一般会計予算、歳入について質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りいたします。
 あらかじめ申し上げます。委員外委員発言は、分科会の審査に資する内容に限り認めるものです。議案の疑義解明につながらない意見表明や個人的な質疑は行わないようにお願いします。
 根本委員の電源立地地域対策交付金における原子力発電関係の予算金額等及び交付金の必要性についてを趣旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。
            〔「異議なし」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ご異議なしと認め、根本委員の発言申出を許可します。
 根本委員、発言席へお進みください。
 根本委員。
○委員外委員(根本美春) それでは、議案第40号令和2年度豊田市一般会計予算、歳入の17款2項1目総務費県補助金。予算説明書97ページであります。
 ここに電源立地地域対策交付金の記載があります。
 1点目に、電源立地地域対策交付金のうち原子力発電関係の予算金額をお聞きいたします。あわせて受け取り始めた当初からの決算の合計額、新年度予算額を合わせた金額をお聞きします。
○分科会長(杉本寛文) 脇迫ものづくり産業振興課長。
○ものづくり産業振興課長(脇迫博文) 電源立地地域対策交付金のうち原子力発電施設等周辺地域交付金の令和2年度の当初予算額は、2,520万円余を計上しております。
 次に、当初から平成30年度までの決算額、令和元年度の決算見込額を加えた額は4億8,040万円余でございます。これに令和2年度当初予算額を合わせた総額は5億560万円余でございます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 根本委員。
○委員外委員(根本美春) それでは2点目に、毎年受け取っておりますこの交付金を必要とする理由をお聞きいたします。
○分科会長(杉本寛文) 脇迫課長。
○ものづくり産業振興課長(脇迫博文) 電源立地地域対策交付金は、発電用施設周辺地域整備法、国の電源立地地域対策交付金交付規則及び愛知県電源立地地域対策交付金交付要綱に基づくものですので、財源を確保する視点から当該交付金を公共事業等の財源として役立ててまいります。
 なお、令和元年度につきましては、渡刈クリーンセンターの施設運営の財源として活用してございます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 以上で質疑を終わります。
 根本委員は傍聴席にお戻りください。
 続いて、歳出のうち5款について質疑を許します。
 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 私から、5款について1点質問をいたします。
 一般会計予算説明書287ページをごらんください。
 5款1項1目労働費、5就業支援費、(4)女性再就労支援費。
 女性の就労の総合的支援を強化するとのことでありますが、予算は前年より減額となっております。令和2年度はどのような取組を図っていくのかお伺いいたします。
○分科会長(杉本寛文) 脇迫課長。
○ものづくり産業振興課長(脇迫博文) 女性の就労につきましては、女性しごとテラスにおいて総合的に支援を進めてございます。
 令和2年度につきましては、セミナー等の見直しを図るほか、インターン、職場見学会を拡充することで、一人ひとりに合わせたきめ細かいサポートを行うとともに、ホームページやSNSを活用した情報発信の強化に取り組んでまいります。
 なお、予算の減額の主な理由でございますけれども、女性しごとテラスに関しまして、PR方法の見直しでございますとか、運営業務委託の仕様等を精査した結果によるものでございまして、先ほど申し上げたとおり、取組内容については充実を図っているものでございます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかに質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、7款及び16款について質疑を許します。
 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 一般会計予算説明書291ページをごらんください。
 6款1項2目農業総務費、7農ライフ創生センター費、(1)運営費、(2)新規就農者就農支援事業補助金(1/2)について質問いたします。
 平成31年4月から研修が始まった桃・梨農家を育成する専門コースの現状と今後の展開についてお伺いします。
○分科会長(杉本寛文) 谷原農政課長。
○農政課長(谷原美保) この桃・梨専門コースは、研修期間を2年としており、現在、1期生1名が、1年目の研修として農業大学校での研修と里親農家のもとでの実技研修を並行して行っております。
 令和2年度は、1期生が2年目の研修として里親農家のもとでの実技研修に加え、自己管理圃場での年間を通じた栽培管理を行います。
 また、2期生については2名の申込みがあり、現在選考中です。
 今後の展開としては、研修修了生が早期に経営基盤を確立できるよう支援していきます。
 具体的には、就農時の初期費用に対する補助を行うとともに、規模縮小や離農をする農家からの圃場や農業用機械のあっせんなどを行ってまいります。これらの取組により、桃・梨の産地の担い手確保・育成を図ってまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 次に293ページ、6款1項3目農業振興費、6地域資源活用産業育成支援費、(1)農商工連携促進費、(2)6次産業化促進費について質問いたします。
 これまでも6次産業化や農商工連携を重要施策と位置づけて支援してきたと認識していますが、これまでの評価と令和2年度の具体的な事業を伺います。
○分科会長(杉本寛文) 谷原課長。
○農政課長(谷原美保) 6次産業化や農商工連携に取り組む農業者に対しては、これまで専門家の派遣、新商品開発を支援するためのビジネススクール事業や商談会を実施してまいりました。その結果として、農商工連携取組件数及び6次産業化認定事業者件数が順調に増加するなど、一定の成果があったと評価しています。
 一方で、農業者からは6次産業化に取り組んだものの販路確保ができず所得向上にまでは至っていないとの声もあるなど、販路拡大が今後の課題であると捉えています。
 そのため、令和2年度は販路拡大を意識したビジネススクール事業の実施や、飲食店等との連携イベントによる商品開発の促進などにより、農業者の所得向上につなげていきます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 同じく3目農業振興費、13鳥獣対策費、(2)鳥獣害防止総合対策費負担金について質問いたします。
 豊田市農作物等鳥獣害対策連絡協議会の新たな取組として、侵入防止柵に関する支援を創設するとのことだが、事業内容と期待する効果は何か伺います。
○分科会長(杉本寛文) 谷原課長。
○農政課長(谷原美保) 事業内容としては、これまで豊田市農作物等鳥獣害対策連絡協議会の事業により、集落で設置をしたワイヤーメッシュ柵について、イノシシなどによって壊された部分の補修や支柱を足すなどの補強に係る資材費の一部を助成するものです。
 期待する効果としては、集落で補修・補強に取り組むことにより、農地を集落で守る意識の向上と有害鳥獣の農地への侵入防止が強化され、農作物被害の軽減が図られると考えています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 次に297ページ、6款2項3目施設整備費、3ため池整備費、4防災ダム事業費について2点お伺いします。
 1点目、農業用ため池の整備について、県が行う整備と市が行う整備について、それぞれの内容はどのようなものか伺います。
○分科会長(杉本寛文) 宮田農地整備課長。
○農地整備課長(宮田昌和) 県は、ため池の堤体の補強や洪水吐など、防災対策に係る整備を行います。
 市は、3ため池整備のうち(1)ため池整備事業費、(2)ため池整備推進費で散策路などの修景施設や転落防止柵などの整備・修繕と、次期ため池整備に係る計画調査を行います。
 また、予算説明書299ページ上段の(3)老朽ため池整備事業費、(4)緊急老朽ため池整備事業費、次の4、(1)防災ため池整備費では、県が行うため池整備に対し負担金の支出や地元調整などの支援を行います。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 2点目、受益地のなくなった農業用ため池の廃止とはどのようなものか、経緯と内容について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 宮田課長。
○農地整備課長(宮田昌和) 台風などの豪雨や大規模な地震により、農業用ため池の決壊による災害を未然に防止するため、国は令和2年度からかんがい受益地のないため池について、廃止を対象とする補助事業を拡充することを決めました。
 これを受け、市は自治区、改良区、農事組合など、受益者にため池の必要性を確認した後、庁内関係課による豊田市ため池保全連絡会議を経て廃止の決定をします。
 廃止の方法は、堤体の一部開削や池の埋立てにより水がたまらないように整備を行います。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 次に299ページ、6款2項3目施設整備費、8用水保全費、(5)県営震災対策農業水利施設整備費、9土地改良施設適正化事業費、(1)適正化事業費について質問いたします。
 枝下用水の耐震対策の進捗状況はどうか伺います。
 また、説明にありました適正化事業による放水門ゲートの改修工事の目的・内容を伺います。
○分科会長(杉本寛文) 宮田課長。
○農地整備課長(宮田昌和) 枝下用水の耐震対策事業の進捗につきましては、平成30年度に事業採択された1期事業の上原町から月見町の約3キロメートルのうち、令和元年度は、県が月見町地内で約100メートルの工事を行っています。
 令和2年度は、約600メートルの工事を月見町ほかで行う予定であり、また、残りの9キロメートルについては、2期事業として、現在、国へ事業採択申請を行っていると県に聞いております。
 適正化事業につきましては、枝下用水幹線水路の放水門は昭和49年度に造成され、完成後45年を経過した施設で、老朽化や水管理に多大な労力を費やしているため、施設を更新し農業用水管理の強化と防災対策を目的に実施します。
 工事の内容は、大雨時などに水路から排水を行う放水門ゲートを、現在の1枚扉ゲートから2枚扉のスライドゲートに更新し、上段と下段から段階的に排水することにより、きめ細やかなゲート操作を可能とするものです。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 次に303ページ、6款3項1目林業費、10森づくり推進費、(1)計画推進費について質問いたします。
 新たな作業システムの導入を検討していると聞いているが、どのようなもので、どのように進めていくのか伺います。
○分科会長(杉本寛文) 古澤森林課長。
○森林課長(古澤彰朗) 新たな作業システムは、ワイヤー架線を張るためのタワーヤーダと呼ばれる移動式の支柱と、原木を釣り上げて運搬する機械、いわゆる搬器と呼ばれるもので構成されております。架線を用いて原木を林内から搬出するため搬出路の整備が不要となり、道を通すことに制約のある急傾斜地等での木材生産も可能とし、森林保全を前提とした木材生産を進める上で、必要なものとして導入を検討しております。
 進め方についてですが、現在、豊田森林組合と合同の検討部会を設けて進めており、令和元年度には国内外の機械について調査し、候補となる機種を選定している段階でございます。
 令和2年度には、試験的に実際の機械を用いた操作性の確認や改良の必要性等について検討を進めていく予定をしております。
 実際の導入に当たりましては、国県補助金等の特定財源の確保の調整や手続もあるため、令和4年度の導入をめどに準備を進めていきたいと考えております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 同じく1目林業費、10森づくり推進費、(2)森林GIS管理費について質問いたします。
 森林情報システムの活用内容と導入の利点を伺います。
○分科会長(杉本寛文) 古澤課長。
○森林課長(古澤彰朗) 森林情報システムとは、地図情報などを一元管理するシステムで、森林計画図や地形図、航空写真、地番図などの基礎的なデータに加え、地域森づくり会議や団地化のデータ、林業用路網、林地台帳等のさまざまな情報を一元管理し、業務に応じて必要な情報を選択し、資料の作成や分析に活用をしているところでございます。
 導入のメリットとしては、森づくりの団地化や林業用路網計画など、検討段階から実施、管理まで幅広く活用でき、業務の効率化に大きく貢献をしております。
 また、航空レーザーによる解析データにつきましても、現在は下山地区だけが搭載をされておりますが、愛知県からデータが取得でき次第、順次搭載をしていき、いわゆるICT林業の推進など、一層の活用を期待しているところでございます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 次に307ページ、同じく1目林業費、23地域材利用拡大推進費、24木材流通加工施設整備費補助金について質問いたします。
 地域材の利用拡大に向けた具体的な活動計画について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 古澤課長。
○森林課長(古澤彰朗) 令和2年度は、民間施設での地域材利用拡大を図る新たな取組として二つの支援制度を予定しております。
 一つは、市内で店舗の開設または施設改修等において木質化する場合の費用に対する支援でございます。
 二つ目は、木材のレーザー加工機導入への支援でございます。
 これらにより、木質化されたモデル店舗等の創出や地域材を活用した小物類の制作など、身近な生活の中で木のよさを発信していきたいと考えております。
 また、一般社団法人ウッディーラー豊田と共同いたしまして、森林ツアーや木造建築等に関する研修会の開催、地域材を用いた商品開発等を進めるとともに、木育イベントの開催や木のおもちゃプレゼントなど、木育を通した地域材の普及・PR活動も引き続き進めてまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかに質疑ありませんか。
 古木委員。
○分科会委員(古木吉昭) 私からも6款、何点か質問してまいります。
 まず、説明書の289ページ、6款1項2目、4の農政総合推進費、(2)人・農地プラン(地域農業マスタープラン)推進費から1点ということで、人・農地プランの事業内容と期待する効果について確認いたします。
○分科会長(杉本寛文) 谷原課長。
○農政課長(谷原美保) 人・農地プランとは、農地の担い手、出し手、地域特性に応じた農業などについて地域で話し合い、農地利用について将来の方針を定めたものです。
 令和2年度は、15集落において人・農地プランをより実効性のあるものにするため、令和元年度に作成した地図を使って話し合いを実施します。
 その効果として、今後の地域の農業の担い手が、規模の拡大や効率的かつ安定的な農業経営ができることを期待するものです。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 古木委員。
○分科会委員(古木吉昭) 続きまして、予算説明書の293ページになります。
 6款1項3目、7の強い農業づくり対策費、(1)の産地パワーアップ事業費補助金と(2)のあいち型産地パワーアップ事業費補助金について。
 産地パワーアップ事業費として似ている事業費についてですけれども、それぞれの補助金の違い等を確認させていただきます。
○分科会長(杉本寛文) 谷原課長。
○農政課長(谷原美保) 産地パワーアップ事業は国による補助事業で、あいち型産地パワーアップ事業は、国の採択要件を満たせない産地を支援する愛知県による補助事業です。補助率や産地の面積等の要件、成果目標の設定に違いがありますが、両事業ともに施設整備や農業用機械の導入などを補助し、水田、畑作、果樹等の産地の高収益化を図るものです。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 古木委員。
○分科会委員(古木吉昭) それでは次、予算説明書の299ページになります。
 6款2項3目、3のため池整備費、(3)の老朽ため池整備事業費と(4)の緊急老朽ため池整備事業費、4の防災ダム事業費の(1)防災ため池整備費。
 先ほどそれぞれの事業について市の取組の説明がありましたけれども、県が行う事業について、それぞれのため池事業費について事業内容の違いは何かを伺います。
○分科会長(杉本寛文) 宮田課長。
○農地整備課長(宮田昌和) 県が行うこれらの3事業とも、洪水や地震によるため池の決壊による災害を未然に防止するための事業でありまして、整備内容に違いはございませんが、かんがい受益地の大きさ、想定被害額など、国や県の採択要件により事業区分されています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 古木委員。
○分科会委員(古木吉昭) それぞれの事業内容について、負担金の割合について確認するとともに、現時点での実施箇所数がわかればお願いいたします。
○分科会長(杉本寛文) 宮田課長。
○農地整備課長(宮田昌和) (3)老朽ため池整備事業費の負担割合は、国55パーセント、県29パーセント、市16パーセントです。実施予定地区は、本地町地内の本地新池の1箇所です。
 (4)緊急老朽ため池整備事業費の負担割合は、県75パーセント、市25パーセントです。実施予定地区は、田籾町地内の鎌切池を始め3箇所です。
 4の(1)防災ため池整備費の負担割合は、国は55パーセントですが、想定被害額3億円未満の場合は、県34パーセント、市11パーセントで、3億円以上の場合は、県39パーセント、市6パーセントになります。実施予定地区は、東保見町地内の東保見大池を始め7箇所でございます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 古木委員。
○分科会委員(古木吉昭) それでは、予算説明書の305ページになります。
 6款3項1目、21の林業労働力対策費、(2)の現場技能者育成推進対策費補助金(定額)でありますけれども、これは予算額1,500万円余であり、新規林業従事者採用は一般質問でも3名という説明でありましたが、この採用予定者の状況と林業のプロとしてどのように育成されるかを確認いたします。
○分科会長(杉本寛文) 古澤課長。
○森林課長(古澤彰朗) 豊田森林組合の採用予定者の状況でございますが、猿投農林高校、田口高校、安城農林高校から各1名ずつ、計3名が内定されており、この3名は人材育成のための専修学校等への入学手続を順次進めているところでございます。
 4月1日の森林組合採用後、岐阜県立森林文化アカデミー、もしくは長野県立林業大学校で2年間修学し、造林学を始めとした専門知識や林業機械、架線集材等の現場技術を学び、必要な資格も取得していきます。
 これら専修学校等を卒業した後は、森林組合で総合的な職務を担う職員として任用が予定されておりまして、現場作業のみにとどまるのではなく、森林施業プランナーや現場管理を始めとした業務経験を積み、総合的な職務遂行能力を高めていくよう育成をしていくところでございます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 古木委員。
○分科会委員(古木吉昭) それでは、予算説明書の307ページになります。
 6款3項1目、23の地域材利用拡大推進費、(1)の活動推進費と(2)のテナント店舗等木質化モデル創出事業補助金であります。
 1点目として、250万円の新規事業でありますけれども、先ほども若干説明がございましたが、具体的な補助対象の内容と目指す成果を確認いたします。
○分科会長(杉本寛文) 古澤課長。
○森林課長(古澤彰朗) 補助対象となるものにつきましては、飲食業、サービス業などの店舗等での地域材による木質化に係る経費となります。
 具体的には、内装・外装の木質化に必要な工事費、木製の家具・備品類の購入費、組立、運搬経費等になります。工事等の着手前に事前申請をしていただき、そこで内容を確認してまいります。
 目指す成果につきましては、この制度の趣旨が民間の店舗等で地域材を使い木質化されたモデル店舗を創出することにより、地域材の利用促進につなげていこうとするもので、利用する市民の皆さんの目に直接触れる展示場的な機能を果たし、そういった店舗数が徐々に広がり、PR効果が高まっている状態を目指してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 古木委員。
○分科会委員(古木吉昭) 最後の質問になります。
 先ほどのところで、森林環境譲与税の使途目的に合致する事業であるか確認いたします。
○分科会長(杉本寛文) 古澤課長。
○森林課長(古澤彰朗) 森林環境譲与税の使途目的の一つに、木材の利用推進がございます。この補助事業もその利用促進に資するものとして予算編成上、森林環境譲与税を充当して計上しているところでございます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかにありませんか。
 小島委員。
○分科会委員(小島政直) それでは、説明書の293ページです。
 6款1項3目農業振興費、13の鳥獣対策費、(1)有害鳥獣捕獲対策費について、この事業の取組内容について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 谷原課長。
○農政課長(谷原美保) 主な取組内容としては、鳥獣による農作物被害の防止を図るため、猟友会への有害鳥獣駆除委託、豚熱ウイルス拡散防止のため、死亡した野生イノシシの消毒等の防疫措置及び回収を行うことなどです。
 令和2年度は、この有害鳥獣駆除委託の内容を見直し、1年を通じての駆除を行うことや、くくり罠の導入を行うことにより、イノシシ・鹿の捕獲強化を図り、農作物被害の軽減につなげていきます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) 同じく293ページです。
 13の鳥獣対策費、(5)有害鳥獣捕獲奨励補助金について、事業の内容及び期待する効果について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 谷原課長。
○農政課長(谷原美保) 事業内容は、有害鳥獣駆除における捕獲活動のうち、集落等が管理する捕獲おりに対して、えさやり、見回り、埋却作業の支援等、集落等が猟友会と協力して行う活動に対し、捕獲実績に応じて奨励金として交付するものです。これにより猟友会の負担が軽減され、有害鳥獣の捕獲頭数が増加し、農作物被害の軽減が図られていくと考えます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) 説明書の305ページです。
 6款3項1目林業費、21の林業労働力対策費、(1)森づくり担い手育成支援費補助金について、この対象となる経費及びその効果について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 古澤課長。
○森林課長(古澤彰朗) この補助金は、森づくりの団地化に関する測量業務等に従事する団地化推進員の雇用に対する補助金で、8名分を計上しております。対象となる経費は、賃金や健康保険、厚生年金、雇用保険等の社会保険料となります。
 効果につきましては、平成21年度の制度開始から平成30年度までに延べ65名が採用されておりますが、そのうち12名が森林組合の正規職員として林業作業員等に採用されているところでございます。
 この団地化推進員として働き、まずは林業に触れ、その後に本格的に林業に従事するきっかけとして林業への就労機会の提供につながっていると考えております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) 307ページです。
 6款3項1目林業費、23の地域材利用拡大推進費、(2)テナント店舗等木質化モデル創出事業補助金について、テナント店舗等の範囲及びその条件について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 古澤課長。
○森林課長(古澤彰朗) 対象となる店舗等の範囲につきましては、市内に新たに開設する店舗または既存店舗を改修する場合等で、直接顧客と対面することにより商売を行っている小売業、サービス業、飲食業等の施設となります。
 対象となる店舗等の条件としては5点ございます。
 まず1点目、利用者が原則として制限されていないこと。
 2点目、地域材が目立つ形で使用されていること。
 3点目、立地や用途などから情報発信が期待できるものであること。
 4点目、木材の活用に関する他の補助金を受けていないこと。
 そして、最後5点目が、地域材を利用したことのPRに努めること。
 以上、5点が条件となっております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) それでは、木質化の範囲、フロア等に占める割合について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 古澤課長。
○森林課長(古澤彰朗) 木質化の範囲・割合についての制限は特段考えておりません。地域材が目立つ形で使用されており、より多くの方の目にとまり、地域材のよさについてPR効果が期待できるという補助制度の趣旨に照らして個別に審査をしていく予定をしております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほか質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、7款及び11款について質疑を許します。
 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 私から、7款について順次質問をさせていただきます。
 1点目です。予算説明書は309ページをお願いいたします。
 7款1項2目商業振興費、3産業文化センター費から、今後、近隣で新博物館が建設されますが、新博物館と産業文化センターとのすみ分けはどのように考えているのかをお伺いいたします。
○分科会長(杉本寛文) 近藤商業観光課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) 産業文化センターは、豊田市文化ゾーン基本構想において、新博物館を中心とした文化ゾーンに近い文化関連施設の位置づけとなっております。
 産業文化センターでは、プラネタリウム、科学体験館、発明クラブ、青少年センター、国際交流協会など、複数の施設が入っており、子どもからお年寄り、外国人までの幅広い市民の方々が、見る、体験、学ぶ、交流など、多様な活動を行っております。
 今後も活動する各種団体の特色を生かし、多くの人の活動拠点として都心の回遊性にもつなげてまいりたいと考えております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 続いて、311ページをごらんください。
 同じく商業振興費、7フリーパーキング費からです。
 フリーパーキングは、中心市街地来街者の回遊性と滞在時間を高める事業であると理解しておりますが、今後の5時間制フリーパーキング事業について、どのような取組をするのかをお聞かせください。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) 最大5時間まで駐車料金が無料となるフリーパーキングプラス事業は、制度開始から徐々に総利用台数は増加しております。
 今後も運営主体の豊田まちづくり株式会社と連携し、引き続き事業の知名度を高めるとともに、各駐車場の特性や利用状況を見きわめた上で、中心市街地への来街者の回遊性と滞在時間を高める取組を行ってまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 同じく311ページ、商業振興費から9中心市街地活性化対策費、(2)中心市街地活性化調査費から。
 平成30年にも中心市街地現状把握のための調査が行われておりますが、今回の調査と前回との違い、またどのような視点での調査で、どのような狙いのもとで実施するのかを伺います。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) この調査は、中心市街地における店舗の業種・業態や空き店舗の分布などの経年変化を把握するため、過去の調査内容と同じ項目で調査をする予定でおります。
 また、これらの調査結果は、まちなかの商業団体等で構成されるまちなか宣伝会議などに提供し、テナントミックスや空き店舗の解消など、中心市街地の活性化につなげてまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 同じく311ページ、下段でございます。
 商業振興費から10エリアマネジメント推進費です。
 都心の公共空間活用に向けた官民連携の取組を推進されてみえますが、将来に向けたエリアマネジメント計画についてをお伺いいたします。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) 平成30年度から有識者や専門家を招き、エリアマネジメントの体制強化に向けた調査研究を行い、豊田市駅周辺のさまざまな資源、豊田市の強みや弱みの検証等を行いました。
 令和元年度には、豊田市駅周辺の関係者にも参画してもらい、都心の将来像を共有しながら、駅周辺の現状分析や課題整理を行いました。
 今後は、実施した検証結果を参考に、都市再生推進法人として地域のまちづくりを担う一般社団法人TCCMが中心となり、エリアマネジメントの体制強化を進めてまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) では、1枚めくっていただきまして313ページをお願いいたします。
 7款1項3目工業振興費、3工業振興推進費、(1)イノベーションセンター運営費につきまして、令和2年度新設となるデジタルものづくりカレッジの内容、またそのターゲットとなる対象はどのような人材を期待し、どのように位置づけをしていく予定であるのかを伺います。
○分科会長(杉本寛文) 脇迫ものづくり産業振興課長。
○ものづくり産業振興課長(脇迫博文) 令和元年度に実施いたしました製造業を対象とした実態調査によりますと、回答のあった企業のうち自社の弱みとして捉えている項目は、人材育成・確保が最も多く、またIoT導入に向けた課題としては、専門知識を持つ人材の不足が最も多くなっております。
 このため令和2年度からは、とよたイノベーションセンターで実施してまいりました一気通観エンジニア養成プログラムを見直しまして、製造現場の技術とIT、IoTといったデジタル技術の融合したカリキュラムによるデジタルものづくりカレッジを新たに開校してまいります。
 対象は、製造技術、開発等に従事しております技術者として、IT技術と自社の事業をつなぐ力、技術を俯瞰し、事業全体を設計する力などを養成することで、自社の設備を活用しながら生産性向上や効率化などを推進する人材を育成していきたいと考えております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 同じく313ページの3工業振興推進費、(10)ものづくり創造補助金からは2点伺います。
 1点目、ものづくり創造補助金の改正に当たり、改正前の新製品・新技術等開発補助金のこれまでの実績と評価をお聞きします。
○分科会長(杉本寛文) 脇迫課長。
○ものづくり産業振興課長(脇迫博文) 新製品・新技術等開発補助金は、新製品や新技術の開発を促進することで、中小企業の競争力の向上を図ることを目的に平成26年度に開始いたしました。補助実績は、平成26年度から平成30年度までで25件でございます。
 評価といたしましては、補助金採択事業者から技術力が向上した、新規事業に取り組む契機となったなどの意見をいただいておりまして、さらに当該補助金制度をきっかけとして、国・県の補助金に挑戦する企業が出るなど、企業の新たな事業展開を支援できたと考えております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 2点目です。新製品・新技術等開発補助金からの改正点と周知の方法、期待する効果についてお聞きいたします。
○分科会長(杉本寛文) 脇迫課長。
○ものづくり産業振興課長(脇迫博文) 改正点は大きく2点ございます。
 1点目は、補助条件額の拡大でございまして、これまでより高額な開発案件への対応が可能となります。
 2点目は、補助対象経費の拡大です。起業間もなく資金に乏しいスタートアップにおいて、特に必要となる費用、具体的には事務所等の借上げ費用でございますとか、従業員の給与等を支援してまいります。
 これらの改正により、市内中小企業における開発意欲が高まることはもとより、スタートアップを始め多くの起業が誘発されることを期待しております。
 周知の方法につきましては、SENTANのホームページやFacebookの活用のほか、市内金融機関等各支援機関からもご案内をいただく予定でございます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 続きまして315ページをお願いいたします。
 7款1項4目金融対策費、2信用保証料補助金から、現在さまざまな状況下において、中小企業を始めとする企業の状況が悪化傾向になると懸念されておりますが、中小企業に対して市独自の金融商品、保証制度の新設等の検討はないのかお伺いいたします。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、業績悪化が懸念される中小企業への対策といたしまして、市内中小企業が国・県支援の関連融資を利用する際に発生します信用保証料の補助支援制度を創設いたしました。
 今後も事業者の状況を見きわめながら、必要に応じた支援を実施してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 同じく315ページでございます。
 下段です。7款1項6目観光費、2観光基本計画策定費から2点お伺いします。
 1点目、観光基本計画策定に当たり、観光プロモーションを戦略的に行うとのことでありますが、具体的に戦略とはどのようなものかをお聞かせください。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) 本市では、主な誘客のターゲットに市内、東海エリア、東京・大阪の主要都市、アジア圏及び豊田スタジアムで試合を行うラグビーワールドカップ2019出場国の四つを想定し、ツーリズムとよたを中心にプロモーションを行ってきたところです。
 具体的な手法としましては、市内、東海エリアはホームページやSNSを活用したイベント、遊び体験情報等を定期的に発信しております。
 主要都市には、商談会などで旅行会社に団体向け商品造成の働きかけを行っております。
 アジア圏及び豊田スタジアムで試合を行うラグビーワールドカップ2019出場国には、現地旅行博への出店や海外のインフルエンサーを市内に招聘し、SNS等による情報発信を行っています。
 令和2年度もターゲットを絞った戦略的なプロモーションを通じ、本市を訪れる国内外からの誘客や消費額を増やす取組を通じて、地域経済の活性化を図ってまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 2点目です。地域経済活性化を図る観点からも、新たな観光商品の開発はどのようにしていくのかをお伺いいたします。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) 現豊田市観光実践計画を進める中で、ツーリズムとよたが推進する連携プロジェクトにより、本市の魅力ある観光資源と観光の動機となる体験などのニーズを発掘し、新しい体験型・交流型の商品を企画・実践しています。
 例えば、小原和紙でつくった御朱印帳で神社・仏閣めぐりや、稲武から旭、小原の旧跡をめぐるダウンヒルサイクリング、大給城址など山城に触れるツアーが挙げられます。
 令和2年度もこの連携プロジェクトを引き続き推進していくとともに、本市の観光の広がりや進展を目指すために、広域観光も視野に入れた商品造成が必要と考えております。
 これらのことも踏まえ、次期観光実践計画の策定の中で観光関係者と議論を重ね、新たな観光商品の開発を進めてまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 私からは最後の質問となります。
 同じく315ページ、7款1項6目観光費全般として、ツーリズムとよたと連携した案内所設置に向けて、都心環境計画との調整はどのように考えているのかをお伺いいたします。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) ツーリズムとよたは、これまで本市の観光を戦略的にプロモーションしてきていることから、案内所の設置を考えていく上においても、その蓄積された情報資源や情報発信のノウハウを活用することが必要であると考えています。
 今後は、都心施設の整備状況を見据えながら、ツーリズムとよたを始め関係団体等と連携・調整を図り、都心環境計画に基づく総合案内所ウエルカムセンターとして施設の設置に向けて議論を重ねてまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほか質疑ありませんか。
 古木委員。
○分科会委員(古木吉昭) それでは、私から大きく2点ほど、7款について質問いたします。
 まず、予算説明書の311ページをお願いいたします。
 7款1項2目、10のエリアマネジメント推進費、(2)のエリアマネジメント推進人材活用補助金ということで、先ほどもTCCMが主体的にやるという説明がありましたけれども、この説明で今後どのように進めるかというのを確認させてください。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) 令和2年度から、あそべるとよた推進協議会の事務局を、都市再生推進法人として地域のまちづくりを担う一般社団法人TCCMが行うことにより、停車場線も含めた一体的な管理を図ってまいります。
 また、TCCMがあそべるとよた推進協議会の事務局運営も含めたさまざまな取組を実施していくためには、専門的な知見を有する人材の招聘など、組織体制を強化をしていく必要があります。
 そこで、その体制強化に向けた人材の登用に係る支援を拡充させることにより、エリアマネジメントのさらなる推進を図ってまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 古木委員。
○分科会委員(古木吉昭) 私から最後ですけれども、予算説明書の317ページをお願いいたします。
 7款1項6目、13の観光協会補助金、(1)のツーリズムとよた補助金ですけれども、先ほども若干、ツーリズムとよたのことの説明がありましたけれども、令和2年度のWRC世界ラリー選手権に向けて、どのように取り組まれるかを確認させてください。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) ツーリズムとよたは、令和元年度のラリーイベント等にあわせて開催されたアスレチック体験ができるウッディアドベンチャーにおきまして、その企画支援を行いました。
 令和2年度に開催されます世界ラリー選手権では、この経験を生かし、本市での滞在や消費を促すような取組を企画・実施していきます。
 また、これまでの海外プロモーション活動により構築された海外旅行会社とのネットワークを生かし、ツーリズムとよたのホームページやFacebookなど、多言語化した観光情報ツールを活用しながらファン層に向けた効果的なプロモーションを展開してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほか質疑ありませんか。
 小島委員。
○分科会委員(小島政直) それでは、説明書の311ページです。
 7款1項2目商業振興費、9の中心市街地活性化対策費、(3)まちなか賑わい・回遊性向上費の取組内容について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) 映画を生かしたまちづくり実行委員会が、中心市街地のシネマコンプレックスを活用し、まちなか回遊に向けて実施する取組等に対して負担金を支出します。
 令和2年度に実施する事業といたしましては、高齢者や子育て世代を新たなターゲットに、まちなかのシネマコンプレックスに足を運んでもらえる企画、また上映作品のイメージと連携したまちなか回遊を楽しめる企画などを予定しております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) 同じく311ページです。
 7款1項2目商業振興費、10のエリアマネジメント推進費です。(1)公共空間活用推進費、このあそべるとよたプロジェクトの今後の取組内容について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) あそべるとよたプロジェクトでは、令和元年度にまちなか広場の新たな利用者を発掘するために、あそべるとよたフレッシャーズと、夜間時間帯のにぎわいづくりのために、あそべるとよたナイトを実施いたしました。
 両事業の検証結果などから、令和2年度はSNS等を活用した積極的なPR、ホームページ改修による申請手続の効率化、広場利用者間の交流を図る仕組みづくりなどを実施してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかにありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りします。
 根本委員のKiTARAの空き面積の入居見込み、駐車場の利用率の見込みと利用促進の取組及び産業立地政策推進費における大企業と中小企業の各事業所数、交付された補助金の内訳についてを趣旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。
            〔「異議なし」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ご異議なしと認め、根本委員の発言申出を許可します。
 根本委員、発言席へお進みください。
 根本委員。
○委員外委員(根本美春) それでは、議案第40号の歳出7款1項2目商業振興費、309ページから311ページでKiTARAに関連してお聞きいたします。
 6の再開発施設費、(1)管理費、7のフリーパーキング費で2点お聞きいたします。
 1点目、KiTARAビルのあいている区画があります。空き面積の入居について、2020年の見込みをお聞きいたします。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) KiTARAの管理会社であります豊田喜多町開発株式会社によれば、空き区画の解消に向けた交渉を進めているところでありますが、その解消の時期はわからないということでございます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 根本委員。
○委員外委員(根本美春) 2点目に駐車場ですが、中心市街地の駐車場は結構満車ということがありますが、KiTARA駐車場の利用率をどう見込むのか。利用ができるように利用の促進への取組をお聞きいたします。
○分科会長(杉本寛文) 近藤課長。
○商業観光課長(近藤孝浩) KiTARA駐車場は、フリーパーキング加盟駐車場の一つとして、運営主体の豊田まちづくり株式会社が市から借受け、管理までを行っており、その管理費用は市の予算には計上されておりません。
 駐車場の利用率は、景気の動向や人気の映画作品が上映されるなどの不確定な要因により増減することも予想され、令和2年度以降の見込みは立ててはおりません。
 また、KiTARA駐車場の1か月当たりの平均利用台数は、開業初年度である平成29年度が約1万7,300台、平成30年度が約2万2,800台、令和元年度現在では約2万4,700台と増加傾向であります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 根本委員。
○委員外委員(根本美春) それでは次に歳出、7款1項3目工業振興費、313ページで、4産業立地政策推進費で1点お聞きします。
 このうち(3)企業誘致推進補助金、(4)企業立地奨励補助金、(5)創造産業立地補助金について、大企業と中小企業のそれぞれの事業所の数と補助金額の内訳をお聞きいたします。
○分科会長(杉本寛文) 脇迫課長。
○ものづくり産業振興課長(脇迫博文) 委員のご質問では、大企業と中小企業に分けてとのご趣旨でございましたが、補助金の根拠となる企業誘致推進条例等では、中小企業者と中小企業者以外の者、これはいわゆる大企業でございますけれども、この区分で規定してございますので、この区分に沿ってお答えをさせていただきます。
 まず、企業誘致推進補助金でございますが、14事業所への交付を見込んでおります。当該補助金の内訳といたしまして、中小企業者は13事業所で、合計4億3,700万円余の交付を、また中小企業者以外の者は1事業所で、1億4,500万円の交付を見込んでおります。
 次に、企業立地奨励補助金は12事業所への交付を見込んでおりまして、当該補助金は全て中小企業者でございまして、合計1億9,400万円余の交付を見込んでおります。
 最後に、創造産業立地補助金は2事業所への交付を見込んでおります。当該補助金の内訳としましては、中小企業者は1事業所で2億4,200万円余の交付を、中小企業者以外の者は1事業所で、1億1,800万円余の交付を見込んでおります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 以上で質疑を終わります。
 根本委員は傍聴席へお戻りください。
 その他、本議案について質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 質疑ないようですので、続いて、本議案について意見等はありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 意見等ないようですので、続いて、議案第44号令和2年度豊田市卸売市場特別会計予算について質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、本議案について意見等はありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、議案第50号令和2年度豊田市産業用地造成事業特別会計予算について質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、本議案について意見等はありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 意見等ないようですので、以上で産業部及び農業委員会事務局所管分を終わります。
 暫時休憩します。再開は午後1時といたします。
                               休憩 午後0時00分
                               再開 午後1時00分
○分科会長(杉本寛文) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 始めに、都市整備部所管分について審査を行います。
 議案第27号令和元年度豊田市一般会計補正予算を議題とします。
 それでは、議案第27号について説明願います。
 中村都市整備部副部長。
○副部長(中村 誠) 都市整備部の一般会計補正予算についてご説明いたします。
 補正前の歳出の総額は133億3,800万円余、補正後の総額が141億9,400万円余で、8億5,600万円余の増額補正をお願いするものです。
 主な増額要因としましては、土橋、寺部、花園の各土地区画整理事業の計画的な事業進捗を図ること、鞍ケ池公園のキャンプフィールドの整備等を図ること、区画整理事業区域外の関連市道の用地を買戻すことによるものです。
 内訳につきまして、補正予算説明書によりご説明いたします。
 歳入です。64ページをお願いします。
 15款2項6目土木費国庫補助金です。66ページの4節都市計画費補助金のうち、67ページの説明欄、社会資本整備総合交付金の主な増額要因としまして、四郷駅周辺、土橋、寺部及び花園地区の土地区画整理費補助金等の配分調整などによるものです。
 同じく、66ページの7目消防費国庫補助金です。67ページの説明欄、社会資本整備総合交付金の主な減額要因は、民間木造住宅耐震補強工事費等補助金などが当初予定に対しまして申請件数が少なかったことによるものです。
 72ページをお願いします。
 16款1項4目土木費県負担金です。73ページの説明欄をごらんください。
 寺部土地区画整理費負担金は、愛知県からの公共施設管理者負担金において、負担金協定額の決定により減額するものです。
 以上が主な歳入補正の内容で、総額では1億4,900万円余の増額補正となっております。
 次に歳出です。120ページをお願いします。
 2款1項10目財産管理費です。121ページ、説明欄をごらんください。
 5の市有建築物長寿命化推進費は、建築基準法に基づく定期点検業務委託の入札差金や、屋根自主定期点検の外部委託を技術系職員による点検方法の確認と同時に実施したことなどにより減額するものです。
 170ページをお願いします。
 3款4項4目保育園費です。171ページ、説明欄をごらんください。
 5の施設保全費は、施設修繕において内容の見直しや見積もり精査などにより減額するものです。
 212ページをお願いします。
 8款2項3目道路新設改良費です。213ページ、説明欄の2市道改良費1の(8)市道八反田宮下河原線及び215ページ、3市道改良費2、(2)市道寺部渋川線外1路線は、区画整理事業区域外の関連市道の交差点改良に伴い取得した用地を、基金から買戻すことにより増額するものです。
 222ページをお願いします。
 8款5項2目土地区画整理費です。全体で7億500万円余の増額となっております。
 223ページ、説明欄をごらんください。
 2の公共施設管理者負担金は、土橋、寺部、花園の各土地区画整理事業に係る国庫補助金の当初配分により減額するものです。一方で計画的な事業進捗を図るため、3の都市計画事業土地区画整理特別会計繰出金を各地区において増額するものです。
 226ページをお願いします。
 6目公園費です。全体で6億100万円余の増額となっております。
 227ページ、説明欄をごらんください。
 2の緑地整備費の(1)鞍ケ池緑地につきましては、鞍ケ池公園の民間活力導入に伴い、国の地方創生拠点整備交付金の補正予算に対応するため、キャンプフィールドの設置による買取りと特定公園施設の設置による負担額を増額するものです。
 また、(2)の枝下緑道につきましては、枝下緑道整備事業のために取得した事業用地を土地開発基金から買い戻すことにより増額するものです。
 228ページをお願いします。
 8目の都心整備費です。
 229ページの説明欄をお願いします。
 1の都心環境計画推進費の(1)豊田市駅東口駅前広場整備費では、豊田市駅東口駅前まちなか広場用地取得に関する弁護士等の報償費が不要となったことによる減額のほか、(2)豊田市駅西口施設整備費では、西口ペデストリアンデッキ等の準備工事に当たる仮バス停等の工事に伴う支障移転を、令和2年度に行う都心環境計画のさらなる合意形成後にしたことによる減額であります。
 また、2の豊田市駅東口整備費の(1)ペデストリアンデッキ整備費では、東口ペデストリアンデッキ延伸工事の最終精算に伴う減額であります。
 同じく228ページの9目総合交通対策費です。229ページの説明欄をお願いします。
 2のITS推進費の(2)旧駐車場案内システム撤去費では、道路管理者との協議により案内板のコンクリート基礎の撤去が不要になったことによる工事費の減額であります。
 また、4のバス運行推進費の(3)交通結節点整備費では、バスロケーションシステム使用料の契約単価見直し等による減額、(4)公共交通バス購入費では、バス車両購入時の入札差金による減額であります。
 232ページをお願いします。
 2目住宅建設費です。233ページの説明欄をお願いします。
 2の定住対策事業費の(1)宮上住宅跡地整備費は、道路計画の見直しに伴い詳細設計が先送りになったことによる減額であります。
 また、(2)の住宅団地整備事業補助金は、補助金の申請件数が当初予定に対し少なかったことによる減額であります。
 236ページをお願いします。
 9款1項5目災害対策費です。239ページ、説明欄をお願いします。
 8の民間木造住宅耐震対策費及び9の民間建築物等耐震対策費は、申請件数が当初の見込みより少なかったことにより減額するものであります。
 264ページをお願いします。
 10款8項8目体育施設費です。265ページ、説明欄をお願いします。
 8の中央公園費、(1)の施設保全費は1億円余の減額ですが、豊田スタジアムのスポーツプラザ屋内プールの入退管理システムの修繕において、方式の見直しを行ったことなどにより減額をするものです。
 続きまして、継続費補正についてご説明いたします。
 別冊となります補正予算書の22ページをお願いします。
 8款5項の都市計画費、豊田市駅東口ペデストリアンデッキ延伸整備事業につきましては、工事費の最終精算による残額を補正するものであります。
 続きまして、繰越明許費補正についてご説明いたします。
 補正予算書の24ページをお願いします。
 2款1項総務管理費の市有建築物長寿命化修繕設計事業につきましては、柳川瀬公園体育館ほか3施設の受変電設備の改修設計が入札不調となり、必要な委託期間が確保できなくなったため繰越しをお願いするものです。
 8款1項土木管理費の公共建築物設計事業(その2)につきましては、藤岡交流館などの解体や百年草の公共下水道接続などの設計が入札不調となり、必要な委託期間が確保できなくなったため繰越しをお願いするものです。
 8款2項の道路橋りょう費のうち下から1行目、市道改良事業(市道土橋竜神1号線)につきましては、占用物件の移設に不測の日数を要したこと、25ページ1行目の市道改良事業(市道八反田宮下河原線)につきましては、入札不調により契約がおくれ、年度内完了ができなくなったため、またその二つ下の市道改良事業(市道下古屋上井畑線)につきましては、枝下用水と隣接しており、土地改良区との設計協議に時間を要し、年度内完了ができなくなったため繰越しをお願いするものです。
 その下段の8款5項の都市計画費のうち、旧梅坪土地区画整理事務所撤去事業につきましては、入札不調により、公共施設管理者負担事業、平戸橋土地区画整理補助事業、四郷駅周辺土地区画整理補助事業につきましては、主には権利者の申し出による建物撤去の時期の見直しや、占用者との調整に時間を要したことにより繰越しをお願いするものです。
 鞍ケ池公園キャンプフィールド等施設整備事業につきましては、国の地方創生拠点整備交付金の補正予算に対応するため、3月補正予算にて増額補正し、翌年度へ繰越すものであります。
 千石公園舗装等整備事業につきましては、かわまちづくり支援制度により国土交通省基盤整備に続き市施工分を行いますが、国土交通省からの現場の引き渡し時期のおくれに伴い、年度内に完了できなくなったため、繰越しをお願いするものであります。
 歩車共存道路設計事業(市道西町若宮線)につきましては、用地取得に向けて地権者交渉及び電線事業者との共同溝形式等の合意に時間を要したこと、豊田市駅西口施設設計事業につきましては、関係機関との協議・調整に時間を要したこと、また新豊田駅東口駅前広場整備事業につきましては、バス停等の上屋設置工事において入札不調による不成立を繰り返し、再発注では適切な工期が確保できないため繰越しをお願いするものです。
 説明は以上です。
○分科会長(杉本寛文) 説明が終わりましたので、質疑を許します。
 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 私から、令和元年度豊田市一般会計補正予算、歳出について1点お伺いします。
 補正予算説明書の229ページをお願いいたします。
 8款5項8目都心整備費、1都心環境計画推進費、(2)豊田市駅西口施設整備費から、ただいまの説明にも一部ございましたが、豊田市駅西口施設整備費の減額理由と今後の整備スケジュールへの影響をお伺いします。
○分科会長(杉本寛文) 中根都市整備課長。
○都市整備課長(中根武人) 平成28年3月に策定した都心環境計画については、策定から約4年が経過し、これまでも市民合意形成を図りながら、段階的に都市施設の整備を進めている中で、まちづかいに対する市民ニーズが刻々と変化しており、よりよいまちなか空間とするため、都心環境計画のさらなる合意形成を図っていくこととしています。
 さらなる合意形成の後、都心環境計画に基づき西口ペデストリアンデッキ整備を行うこととし、西口ペデストリアンデッキ整備の準備工事に当たる仮バス停等の施工についても、この合意形成後に着手することとしたため、関連費用である支障移転補償費を減額補正したものです。
 現在の都心環境計画では、都市施設再整備のスケジュールとして西口ペデストリアンデッキ等の西口施設の整備に令和2年度から着手し、令和9年度までに豊田市駅東口駅前広場整備を完了することとしています。
 また、令和8年度には、アジア競技大会が予定されており、都心環境計画のスケジュールを前倒しして、豊田市駅舎や東口施設の供用開始を目指していく中で、丁寧な市民合意形成を進めながら、供用開始時期に影響が出ないよう最大限努力していきます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかに質疑ありませんか。
 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 私からは、議案第27号について、補正予算書の25ページ、第3表、繰越明許費補正1、8款5項、四郷駅周辺土地区画整理補助事業から1点質問をします。
 四郷駅周辺土地区画整理補助事業が繰越しになった理由と、その事業への影響について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 中根区画整理支援課長。
○区画整理支援課長(中根和男) 四郷駅周辺土地区画整理補助事業の予算は、組合施工の土地区画整理事業の推進を図るため、支障となる建物等移転の補償費や道路築造工事など、各種工事費に対して市が四郷駅周辺土地区画整理組合へ補助するものです。
 繰越しになった理由につきましては、宅地造成や道路築造に支障となる建物の移転に対して、一部権利者との補償交渉に想定以上の時間を要したため、工事の進捗におくれが生じました。これに伴い、予定期日までに一部の建物移転や工事の完了が見込めなくなり、令和2年度に繰り越すものです。
 事業への影響につきましては、建物移転補償の契約が全て完了していることと、また令和2年度は令和元年度とは別の区域の工事を予定しているため、区画整理事業全体の進捗に影響はないと考えております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかに質疑ありませんか。
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、本議案について意見等ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 意見等ないようですので、続いて、議案第29号令和元年度豊田市都市計画事業土地区画整理特別会計補正予算を議題とします。
 それでは、議案第29号について説明願います。
 中村都市整備部副部長。
○副部長(中村 誠) 土地区画整理特別会計の補正予算についてご説明いたします。
 補正予算説明書の330ページをお願いいたします。
 土橋、寺部、花園各事業の集計表です。補正額につきましては記載のとおりで、総額で6億9,900万円余の増額です。
 始めに、土橋土地区画整理事業についてご説明いたします。
 331ページをお願いします。
 歳入です。2款の負担金では、国の交付金の配分調整により減額するものの、4款の繰入金につきましては、計画的な事業推進を図るため増額補正するものです。
 次に、寺部土地区画整理事業です。
 補正予算説明書349ページをお願いします。
 歳入です。土橋地区と同様に、2款の負担金では、国の交付金の配分調整により減額するものの、4款の繰入金につきましては、計画的な事業推進を図るため増額補正をするものです。
 次に、花園土地区画整理事業です。
 367ページをお願いします。
 歳入です。2款の負担金は、国の交付金の配分調整により、4款の繰入金につきましては、計画的な事業推進を図るため、それぞれ増額するものです。
 補正予算書の64ページをお願いします。
 継続費の補正につきましては、事業計画の変更に伴い総額を変更するものであります。
 なお、3事業に共通する歳出補正につきましては、土地区画整理審議会等の開催実績等により人件費の減額補正をしております。
 説明は以上です。
○分科会長(杉本寛文) 説明が終わりましたので、質疑を許します。
 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 議案第29号について質問いたします。
 特別会計補正予算書をごらんください。
 64ページ、第2表、継続費補正、豊田都市計画花園土地区画整理事業から1点伺います。
 今回の改正は、豊田花園土地区画整理事業の事業計画変更に伴う補正と認識していますが、変更内容と今後の事業の取組について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 田中市街地整備課長。
○市街地整備課長(田中一弘) 豊田花園土地区画整理事業は、平成22年度から事業を推進してまいりましたが、近年の社会情勢の動向から総事業費の増額をする事業計画の変更により、継続費の総額等を変更するものであります。
 具体的には、総事業費が約189億円から約218億円の増額を見込んでおり、主な増額要因としては労務・資材単価等の上昇や消費税率の改正等に伴うものであります。
 今後、今回変更する事業計画に基づき、効率的・計画的に事業を進めてまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかにありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、本議案について意見等はありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、議案第30号令和元年度豊田市分譲住宅建設事業特別会計補正予算を議題とします。
 それでは、議案第30号について説明願います。
 中村都市整備部副部長。
○副部長(中村 誠) 分譲住宅建設事業特別会計の補正予算についてご説明いたします。
 補正予算説明書の387ページをお願いします。
 歳入の4款は、前年度繰越金の確定により増額し、3款で一般会計からの繰入金を減額するものです。
 説明は以上です。
○分科会長(杉本寛文) 説明が終わりましたので、質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 続いて、本議案について意見等ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 意見等ないようですので、続いて、議案第40号令和2年度豊田市一般会計予算、歳入について質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 続いて、歳出のうち2款、3款、4款及び7款について質疑を許します。
 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 予算説明書の159ページ、歳出、2款1項10目、5市有建築物長寿命化推進費、(1)施設維持管理費と(2)長寿命化推進費について、関連がありますので一括して1点質問をします。
 建築物の長寿命化のための予算と承知しておりますが、令和2年度の具体的な事業内容について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 堀井建築予防保全課長。
○建築予防保全課長(堀井敬直) 事業内容は、主に統括的な点検と計画的な修繕です。統括的な点検は、学校やPFIなどを除く市有建築物のうち建築基準法に定める特定建築物について、建物と設備の劣化状況を横断的に評価するもので、建物は屋根、外壁や内装材などを3年に1度、設備は非常用照明や換気設備などを1年に1度点検します。
 令和2年度は、建物の点検は対象198施設のうち、スカイホール豊田など58施設で行い、設備の点検はこども園や消防署など対象192施設で行います。
 次に、計画的な修繕は、公共建築物延命化実行計画に基づき、令和3年度に工事を行うための大規模修繕設計を17施設で実施いたします。内訳は、屋根・外壁の改修設計を下山保健福祉センターまどいの丘ほか4施設で、変電設備の更新設計を豊田市百年草ほか5施設で、空調設備の更新設計をこども発達センターひまわりほか5施設で行います。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほか質疑ありませんか。
 小島委員。
○分科会委員(小島政直) 361ページです。
 8款6項2目住宅建設費、3の定住促進プロモーション費についてです。
 住まいを探している方に向けたプロモーションの具体的な取組について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 岡田定住促進課長。
○定住促進課長(岡田茂克) 住まいを探している方に向けては、ファースト暮らすとよたのホームページにおいて、土地区画整理事業による保留地情報や同意の得られた民間事業者の開発情報を掲載しております。
 また、窓口における相談に対しましては、本市の所有する宅地情報や住まいに関する支援制度の紹介を行っています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) それでは、住まいを探している方に向けた新たな取組について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 岡田課長。
○定住促進課長(岡田茂克) 住まいを探している方に向けた新たな取組としましては、宅地情報などを掲載しているファースト暮らすとよたのホームページへのアクセスにつながるウエブ広告を、家族形成期の方にダイレクトに配信していくことを考えております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほか質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、8款について質疑を許します。
 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 私から、8款について順次質問をしてまいります。
 予算説明書の319ページをお願いいたします。
 8款1項2目建築管理費、4公共建築物安全対策費から3点伺ってまいります。
 1点目、令和元年度までの当費目の内訳は、エレベーターの更新設計の委託費となっていたと思いますが、これまでどのような基準で更新をされてきたのかを伺います。
○分科会長(杉本寛文) 稲本公共建築課長。
○公共建築課長(稲本龍治) エレベーターの安全対策は、国土交通省が建築基準法を改正したことにより行っています。更新は、従来の延命化計画による設置後30年程度経過したものに加え、改修により安全装置等の取付けができない機種について、設置後20年以上経過したものを全面取替えすることとしています。
 平成28年度時点で20年以上経過した機種39台の更新を5年計画で実施中で、更新年度の前年度に設計委託を実施してきました。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) では2点目です。
 更新の必要なエレベーターは、あとどれぐらいあるのでしょうか、伺います。
○分科会長(杉本寛文) 稲本公共建築課長。
○公共建築課長(稲本龍治) 法改正後の設置や改修による安全対策済みの機種を含め、令和元年度末の時点で廃止予定の機種を除く206台中155台が対応済みとなり、安全対策の進捗率は75.2パーセント、未対応のエレベーターは51台となっています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 3点目となります。
 では、令和2年度の予算の内訳は、旭総合体育館の天井改修設計委託と聞いております。その理由をお尋ねいたします。
○分科会長(杉本寛文) 稲本課長。
○公共建築課長(稲本龍治) 公共建築物安全対策費は、法改正や国からの通知などにより、市有施設全般における安全対策が一律に必要と判断した場合に、施設、所管部局にとらわれず、一括して事業を進める目的で、例えばエレベーターや天井の安全対策費など、必要な設計委託費をまとめて計上することにしています。
 エレベーターの安全対策は、法改正後に順次改修を進めており、令和2年度は末野原交流館と豊寿園の2台の更新工事のみとなりますが、今後も継続的に取り組んでまいります。
 また、天井の安全対策についても同様で、平成25年の法改正後に順次改修を進めており、今回、設計委託費を計上しています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 続きまして、341ページをお願いいたします。
 8款5項1目都市計画総務費、6都市景観費、(1)景観計画推進費から2点お伺いいたします。
 1点目、都心環境計画との整合性を図るために、どのように計画策定をするのかお伺いいたします。
○分科会長(杉本寛文) 中根都市整備課長。
○都市整備課長(中根武人) 都心環境計画では、平成29年10月に公表した豊田市都心地区空間デザイン基本計画に基づき、使う視点を取り入れ、居心地がよく、統一された空間デザインでの都市施設整備を進めています。
 空間デザインは、豊田を象徴する木、鉄、石などの素材や色などを使用し、都市施設のデザイン統一を図っており、これらのデザインを基調として周辺の建物や施設等が調和する景観テーマを設定することにより整合を図ってまいります。
 また、多様な主体や担い手が景観づくりに取り組むことで、まちなかのにぎわいや交流等の活動が映える町並みを目指しながら計画策定を進めていきます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 2点目です。
 では、中心市街地景観計画の策定時期はいつを予定しているのかを伺います。
○分科会長(杉本寛文) 中根課長。
○都市整備課長(中根武人) 中心市街地景観計画の策定については、都心環境計画と整合を図りつつ計画検討を進め、地域住民や事業者との共存により景観まちづくりに対する機運を高めながら、令和3年の策定を予定しています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 続きまして、343ページです。
 8款5項2目土地区画整理費、3土地区画整理調査費、(1)若林駅周辺土地区画整理調査費から1点伺います。
 本件は、若林駅高架事業等の連携もある中で、現在の進捗状況はどのような状況にあるかを伺います。
○分科会長(杉本寛文) 中根区画整理支援課長。
○区画整理支援課長(中根和男) 若林駅周辺土地区画整理事業は、平成29年度に地元組織として(仮称)若林駅周辺土地区画整理組合発起人会が設立され、まちづくりの実現に向けた調査検討を進めており、市はその活動等を支援しています。
 平成30年度は、本地区での円滑な事業推進を目標に、民間活力導入に向けた事業化検討パートナーとの覚書を締結し、令和元年度は地元発起人会と事業化検討パートナーとが協力して事業計画案を取りまとめています。
 引き続き、名鉄三河線の高架化事業と連携を図りながら、実現性が高い事業計画の策定により、早期事業化を目指して関係権利者に対する本同意収集活動に取り組んでいく予定です。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 続きまして、349ページをお願いいたします。
 8款5項6目公園費、7緑地整備費、(2)枝下緑道から、令和元年度から枝下用水耐震工事が始まっておりますが、現在の枝下用水は雨水排水が流入する構造となっております。再整備に当たり、今後、雨水排水機能や枝下用水の上部利用について、どのような方針となっているのかを伺います。
○分科会長(杉本寛文) 小沢公園緑地管理課長。
○公園緑地管理課長(小沢美博) 枝下緑道の上部利用を含めた再整備につきましては、耐震工事の進捗に合わせ、現状の機能回復を基本に進めます。
 雨水排水機能につきましては、排水を安全に流すことのできる水路整備に向け、愛知県や豊田土地改良区と協議・調整を行っております。
 また、緑道につきましては、地域が安全で快適に利用できるよう、周辺のまちづくりを考慮しながらも、関係機関や地域と調整を図りながら再整備案を策定し進めてまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 同じく349ページ、緑地整備費から(3)中央公園第二期整備費について伺います。
 基本計画における公園内機能の配置計画はどのように考えているのか伺います。
○分科会長(杉本寛文) 甲村公園緑地整備課長。
○公園緑地整備課長(甲村尚義) 基本計画における公園内機能の配置につきましては、緑のネットワークの実現や、都心連携によるにぎわいづくりの促進などの当公園が担うべき機能に加え、市民ワークショップや市民ダイアログなどで得られた意見を参考に、公園予定区域を対象に五つのゾーニングを行い、それぞれに特色ある機能を持たせています。
 具体的には、当公園における排水計画や造成計画などとの整合を図りながら、森林の大切さや価値を認識する自然体験・遊び・学び広場、市民自らがやりたいことを実行できるハーフメイド広場、スタジアム連携を目的にサッカーグラウンドを主体とするスタジアム連携広場などの空間づかいを主体とした配置計画を考えています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 同じく7の緑地整備費から、(5)矢作川水辺プロジェクト費について伺います。
 矢作川水辺プロジェクトのうちコアエリアの令和2年度の取組内容、また矢作川水辺プロジェクト事業全体の具体的なスケジュールはどのようになっているのかを伺います。
○分科会長(杉本寛文) 甲村課長。
○公園緑地整備課長(甲村尚義) 矢作川コアエリアの令和2年度の取組内容としましては、矢作川かわまちづくり計画に基づき、千石公園の利便性を高めるため、駐車場再整備などを行っていきます。
 また、コアエリアの河川空間の利活用におきましては、従来の利活用に加え、市民や民間事業者による利活用の拡大及び新たな利活用の発掘支援を鋭意取り組んでいきます。
 矢作川の籠川合流点から竜宮橋下流までの約5キロメートルの区間を対象とした矢作川水辺プロジェクト事業全体の具体的なスケジュールにつきましては、現在では定まっておりません。
 今後、コアエリアに引き続き、関係機関や庁内関係課と調整しながら、計画策定を進めていきます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) では次、353ページをお願いいたします。
 8款5項8目都心整備費、2都心環境計画推進費から、全体会質疑において、宮本委員からの合意形成の過程と今後のスケジュールについては確認をさせていただきましたが、私からは、今後進む事業全体の具体的な工事の内容についてお伺いいたします。
○分科会長(杉本寛文) 中根課長。
○都市整備課長(中根武人) 都心環境計画のさらなる市民合意形成が図られた後、事業全体の具体的な工事の内容として、まずは始めのステップとして、豊田市駅西口でのペデストリアンデッキ及びバスターミナルの整備に着手していきます。
 この西口ペデストリアンデッキの工事においては、名鉄豊田市駅と愛環新豊田駅間の歩行者動線の確保が必要となることから、現時点ではデッキを南北に半断面ずつ整備していくことを検討しています。
 デッキの仮設が完了後、バスターミナル整備に移行し、舗装や待合い空間等の整備を行っていきます。
 西口デッキ及びバスターミナルの完成により、東口からバス乗降場を西口に集約させることが可能となり、工事の次のステップとして東口での駅前広場の整備に移行し、西口デッキと同様に歩行者動線を確保しながら施工していくことを予定しています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 次に、355ページをお願いいたします。
 中段になります。8款5項9目総合交通対策費、7バス運行推進費の(1)公共交通利用促進費から、今定例会において、自民クラブ議員団、北川議員の一般質問における答弁において、予定される本市の高齢者バス割引制度は名鉄バスの制度を参考にされるということでございましたが、本市の制度内容と導入に向けての課題を伺います。
○分科会長(杉本寛文) 中垣交通政策課長。
○交通政策課長(中垣秋紀) 高齢者移動支援の一環として、とよたおいでんバスや地域バスを対象とした高齢者バス割引制度の導入を進めてまいります。
 内容については、定額で移動ができると高齢者の外出支援にもつながるため、名鉄バスが令和2年3月14日から発売を予定している高齢者を対象としたフリーパスなど、民間等の他事例を参考にして制度設計を行う予定です。
 名鉄バスのフリーパスは、例えば1か月、65歳以上70歳未満の方が6,000円で、70歳以上の方が5,000円で同社全路線が乗り放題となるため、乗車回数が増えるほどお得になる仕組みとなっています。
 導入に向けての課題は、高齢者が利用しやすい制度とするため、販売額や販売方法などをどのように制度設計するかということのほか、民間のバスやタクシーなどの交通事業者や国等との合意形成も必要となることです。現在、導入に向け調整を進めております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 続きまして、359ページをお願いいたします。
 8款6項2目住宅建設費、2定住対策事業費、(2)(仮)三河豊田駅前地区優良建築物等整備事業から2点お伺いします。
 1点目、現在の進捗状況についてお伺いします。
○分科会長(杉本寛文) 岡田課長。
○定住促進課長(岡田茂克) 現在、三河豊田駅前地区においては、民間事業者が主体となり、事業実施に向け住宅開発業者へのヒアリングや土地建物の所有者などによる勉強会などが開催されている状況であります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) では2点目です。
 今後においても、同様の高度利用施策を積極的に支援していく方針であるのかを伺います。
○分科会長(杉本寛文) 岡田課長。
○定住促進課長(岡田茂克) 第3次豊田市住宅マスタープランでは、旺盛な住宅需要に対応し、将来にわたって安心・便利に暮らせるコンパクトな居住環境を形成するため、駅周辺などの土地の高度利用を促進させ、さらなる人口集積を図ることとしております。
 今後は、駅周辺などにおいて、市街地環境の整備や市街地住宅の供給を総合的に促進するため、民間事業者が主体となって行う優良建築物等整備事業を積極的に支援してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 続きまして、361ページ。
 8款6項2目住宅建設費、6空き家対策事業費、(1)老朽空き家等解体費補助金から2点伺います。
 1点目、山村地域の人口確保に向けて本制度をどのように活用するおつもりでしょうか、お聞きいたします。
○分科会長(杉本寛文) 岡田課長。
○定住促進課長(岡田茂克) 山村地域において、老朽化が進み、空き家情報バンクに登録が見込めない空き家については、この補助制度を用いて空き家を解体・撤去することにより新たな宅地としての活用が図られ、人口確保につながるものと考えております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 杉浦委員。
○分科会委員(杉浦健史) 2点目、これが最後の質問になります。
 空き家相談窓口との連携と、解体後、更地となった際の跡地活用について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 岡田課長。
○定住促進課長(岡田茂克) 空き家に関する苦情や相談のうち、危険な状態の空き家につきましては、所有者等へ適正な管理を依頼するとともに、老朽空き家等解体費補助の利用を案内することにより、安全・安心な住環境の確保に努めてまいります。
 また、建物解体後の跡地活用につきましては、空き家相談の一環として、所有者などからの依頼に応じて、引き続き専門家の紹介などを行ってまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかにありませんか。
 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 私からは、大きく3点質問させていただきます。
 予算説明書349ページ。
 歳出、8款5項6目、7緑地整備費、(3)中央公園第二期整備費について2点質問をいたします。
 まず1点目、令和2年度事業の予算内訳について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 甲村課長。
○公園緑地整備課長(甲村尚義) 令和2年度事業の予算内訳につきましては、測量設計等委託料として、用地測量調査や農業用送水管測量設計を計上しています。
 また、その他委託料として、自然環境保全調査や市民ワークショップ運営支援などを計上しております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 2点目、令和2年度の事業内容と中央公園の目指す姿について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 甲村課長。
○公園緑地整備課長(甲村尚義) 令和2年度の事業内容につきましては、当公園に係る都市計画決定、農振除外の手続を進めながら、事業着手に向けた現地調査や関係機関との協議・調整などを行うほか、公園づかいに関する市民ワークショップなどについても、引き続き行っていきます。
 また、当公園の目指す姿につきましては、木や水、自然の大切さに触れながら、市民の思いを実現するオープンスペースとしまして、(仮称)フォレストレガシーパークをコンセプトに、市民などに広く使ってもらえる魅力的な都心のオアシスを目指しています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 次に、予算説明書351ページ。
 歳出、8款5項7目、3緑化推進費、(3)グリーンプロムナード費と(5)みどりのまちづくり推進事業補助金について、関連がありますので一括して1点質問をいたします。
 都心のにぎわい創出に寄与する令和2年度の緑化事業について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 小沢課長。
○公園緑地管理課長(小沢美博) 都心における令和2年度の緑化事業につきましては、緑化の具体的な実施手法のモデルであるグリーンプロムナード事業や、民有地における優良な緑化工事の補助を行うみどりのまちづくり推進事業補助金を実施し、潤いある魅力空間を創出してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 次に、予算説明書355ページ。
 歳出、8款5項9目、7バス運行推進費、(7)バス停整備費について2点伺います。
 1点目、バス停における屋根設置の整備は承知しておりますが、具体的な設置場所について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 中垣課長。
○交通政策課長(中垣秋紀) 令和2年度は、利用者の多い加茂丘高校前上りバス停と、浄水駅北下りバス停の2箇所に屋根を設置する予定です。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 最後、2点目です。
 今後の整備拡大に向けた取組について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 中垣課長。
○交通政策課長(中垣秋紀) 今後の整備に向けた取組ですが、現在は総合計画の前期実践計画事業に位置づけ、屋根やベンチの整備を進めていますが、超高齢社会の進展で屋根やベンチの需要が高まっており、今後も利用者の多いバス停に計画的な整備を進めていく予定であります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかにありませんか。
 小島委員。
○分科会委員(小島政直) 説明書の361ページです。
 8款6項2目住宅建設費、6の空き家対策事業費、(1)老朽空き家等解体費補助金についてです。
 補助制度の周知方法について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 岡田課長。
○定住促進課長(岡田茂克) 広報とよたや市ホームページに補助制度を創設したことを掲載するほか、空き家相談の中で空き家の状態に応じて補助制度を個別に案内することで制度周知を図ってまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) 令和2年度の補助金の利用見込みについて伺います。
○分科会長(杉本寛文) 岡田課長。
○定住促進課長(岡田茂克) 補助金の利用見込みとしましては、令和2年度に20件の申請を見込んでいます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかに質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りします。
 岡田委員の都心環境計画の推進に伴う豊田市駅東口・西口及び国道155号における交通への影響及び対応についてを趣旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。
            〔「異議なし」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ご異議なしと認め、岡田委員の発言申出を許可します。
 岡田委員、発言席へお進みください。
 岡田委員。
○委員外委員(岡田耕一) では失礼いたします。予算説明書353ページをお願いいたします。
 説明欄の2、都心環境計画推進費でございます。こちら関連がございますので、幾つかまたがっておりますが、順次質問させていただきます。
 まず、1点目でございます。豊田市駅東口交通影響調査についてでございます。
 こちらにつきましては、整備のイメージとして、喜多町3丁目交差点以西を歩行者専用道路とするという形で発表されておりますが、実際に一番混むであろう平日朝夕のこうした交通影響調査を令和2年度以降、どのように考えているのかお答えいただきたいと思います。
○分科会長(杉本寛文) 中根課長。
○都市整備課長(中根武人) 市駅東口交通影響調査としましては、停車場線歩行者専用化試行費として、都心環境計画の将来イメージである県道豊田市停車場線のフルモール化を見据え、停車場線を規制するイベント時において、通過交通を抑制する対策を施しながら、周辺道路への影響を把握するための交通量調査を実施する予定です。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 岡田委員。
○委員外委員(岡田耕一) 再質問させていただきます。
 それはわかりました。やることはわかったんですが、私が質問をしました喜多町3丁目交差点以西を通行どめした形での平日朝夕混む時間帯、それをするのかどうか、そちらについて再度確認をさせてください。
○分科会長(杉本寛文) 中根課長。
○都市整備課長(中根武人) 現在では、その時間帯の交通の調査の時期は決まっておりませんが、今後の調査を踏まえ、その対策を講じることで丁寧な説明をし、多くの市民にご理解を得ながら進めてまいりたいと考えております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 岡田委員。
○委員外委員(岡田耕一) 再度確認させていただきます。
 ちょっと私、理解できなくて、令和2年度として、私が言った調査をするのかしないのか、その辺はどうですか。
○分科会長(杉本寛文) 中根課長。
○都市整備課長(中根武人) 令和2年度につきましては、平日朝の通行どめをした調査の予定はありません。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 岡田委員。
○委員外委員(岡田耕一) はい、わかりました。
 では、2点目でございます。駅西のペデストリアンデッキ、それから、これから具体的にバスターミナルの整備が令和2年度以降進めていくということでございますが、こちらも将来イメージとしては、国道155号をとめてというイメージがなされています。こちらにつきましても、国道155号を通行どめした影響をどのようにまず考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○分科会長(杉本寛文) 中根課長。
○都市整備課長(中根武人) 将来イメージであります国道155号のフルモール化を見据えた通行どめ時の影響調査については必要と認識しておりますが、令和2年度については予算計上しておりません。
 今後、国道155号を規制した空間活用がある場合などは、調査実施に向けて前向きに検討していきます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 岡田委員。
○委員外委員(岡田耕一) 今のご答弁はわかりましたが、それは3点目に質問をしようと思っていましたので3点目は結構ですが、2点目として、例えば、将来イメージとしての国道155号をとめた場合の影響を、本市としてどのように現状を認識しているか、そちらについて再度お答えをいただきたいと思います。
○分科会長(杉本寛文) 中根課長。
○都市整備課長(中根武人) 将来イメージであります国道155号のフルモール化による影響としましては、通過できなくなる車への影響が懸念されますが、通過車両を西側にあります市道けやき通り線へ誘導することにより、渋滞等を含めて影響は少ないと考えております。
 今後も市民や地域のご意見を聞きながら、実証実験等で課題の検証を重ね、国道155号フルモール化の必要について、引き続き検討してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 岡田委員。
○委員外委員(岡田耕一) では、3点目は先ほどご答弁いただきましたので結構でございます。
 それに基づいて4点目を伺おうと思っておりましたが、ないということでございましたので、4点目は割愛して以上で結構でございます。
○分科会長(杉本寛文) 以上で質疑を終わります。
 岡田委員は傍聴席にお戻りください。
 続いて、9款、10款及び11款について質疑を許します。
 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 予算説明書371ページ。
 9款1項5目、7防災意識普及啓発費、(4)ブロック塀撤去奨励補助金について2点質問をします。
 1点目、令和元年度予算から増額した理由について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 加藤建築相談課長。
○建築相談課長(加藤俊樹) ブロック塀撤去奨励補助金は、安全で災害に強いまちづくりの推進を図るためのもので、令和元年度の予算から600万円を増額して1,200万円を計上しています。
 予算を増額した理由ですが、主に4点あります。
 1点目は、令和元年度までは撤去費に対して補助率が2分の1であったものを、令和2年度からは3分の2に上げます。
 2点目は、ブロック塀1メートル当たりの撤去費補助の上限額を、令和元年度までは1メートル当たり5,000円であったものを、令和2年度からは1メートル当たり1万円に増額します。
 3点目は、全体の補助額の上限額を、令和元年度までは10万円であったものを、令和2年度から20万円に増額します。
 4点目は、令和元年度に通学路沿いのブロック塀の戸別訪問を行ったことで、申請件数の増加を見込んでいます。これにより、ブロック塀を所有されている方には、この補助金がさらに活用しやすくなり、安全・安心なまちづくりが進むものと考えています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 最後、2点目になります。
 この補助金の周知方法について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 加藤課長。
○建設相談課長(加藤俊樹) ブロック塀撤去奨励補助金の周知方法については、ホームページ、広報とよたへの掲載のほか、建築相談課の窓口で資料配布を行うことで実施します。
 また、通学路沿いのブロック塀の所有者に対しては、郵送等を予定しています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかに質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、債務負担行為について質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、その他、本議案について質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、本議案について意見等はありませんか。
 宮本委員。
○副分科会長(宮本剛志) 歳出8款5項8目都心整備費、2都心環境計画推進費について意見を申し上げます。
 質疑を通じて、都心環境計画におけるさらなる市民合意形成に向けた対応策について確認できました。都心環境計画は、平成28年3月に行政計画として策定され、策定までに至る経緯として、豊田の都心交通を考える会を17回開催、有識者会議を9回開催、平成26年度、平成27年度に行われたシンポジウムと市民アンケートにより最終案を絞り込み、その最終案について意見集約や市民合意形成が図られ、平成29年10月に公表された都心の未来デザインブックの公表までに、都心環境計画推進会議を6回開催し、シンポジウムを1回開催されたことを確認しました。
 これまでの段階的な整備により、事業の現実味がわき、市民ニーズが刻々と変化してきており、西口バスターミナルへのバス集約については規定路線とし、豊田市駅東口エリアについては、地元関係者を中心に市民からさまざまな課題について多くの意見をいただく中、豊田市の地域特性を踏まえながら、市民が求めるつかうニーズなどを的確に捉え、多くの市民のご理解を得ながら、都心環境計画のさらなる合意形成をより一層丁寧に進めていかなければなりません。
 今後の都心施設再整備の具体的なスケジュールとして、市民合意形成を速やかに図った上で豊田市駅西口エリアの整備に早期に着手、現在の都心環境計画の目標である令和9年度までの豊田市駅東口エリアの整備を完了、その後の豊田市停車場線のフルモール化を目指して整備が推進されます。
 今日までの市民合意形成において多くの機会があったものの、さまざまな課題解決に向けた合意形成には至っていないと言わざるを得ません。本市を取り巻く環境も大きな転換期を迎え、近隣市町に郊外型大型モールの出店が続く中、豊田市の玄関口として市内外の多様な来街者に選ばれる都心として整備されることが、多くの市民に強く求められています。丁寧な市民合意形成を進めながら、事業全体の整備スケジュールに影響が出ないよう、着実な事業推進に向けて取組をより一層強化していかなければなりません。
 今後、都市整備部を始め全庁一丸となり、緊張感、使命感、責任感を持って事業に邁進されていくことを期待して意見とさせていただきます。
○分科会長(杉本寛文) ほかに意見等ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、議案第42号令和2年度豊田市都市計画事業土地区画整理特別会計予算について質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、本議案について意見等ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 意見等ないようですので、続いて、議案第43号令和2年度豊田市分譲住宅建設事業特別会計予算について質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、本議案について意見等ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 意見等ないようですので、以上で都市整備部所管分を終わります。
 暫時休憩いたします。再開は午後2時10分といたします。
                               休憩 午後2時01分
                               再開 午後2時10分
○分科会長(杉本寛文) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 建設部所管分について審査を行います。
 始めに、議案第27号令和元年度豊田市一般会計補正予算を議題とします。
 それでは、議案第27号について説明願います。
 早川建設部副部長。
○副部長(早川 匡) それでは、建設部所管の一般会計補正予算について説明いたします。
 令和元年度一般会計補正予算説明書64ページをお願いします。
 まず、歳入の主なものについて説明いたします。
 6目土木費国庫補助金のうち、2道路橋りょう費補助金につきましては3億1,700万円余の減額で、65ページ説明欄の下段、道整備交付金と社会資本整備総合交付金など、国の交付金額の確定に伴い減額するものです。
 次に、78ページをお願いします。
 6目土木費県補助金のうち、1道路橋りょう費補助金につきましては600万円余の減額で、県の補助金額の確定に伴い減額するものです。
 これより、歳出の説明をいたします。
 補正予算説明書の212ページをお願いします。
 2目道路橋りょう維持費につきましては、2億3,700万円の減額をお願いしております。主な減額理由は、213ページ説明欄中ほど、1橋りょう修繕費におきまして、工事入札の不調により工事請負費などを減額するものです。
 212ページに戻りまして、表の下段、3目道路新設改良費につきましては、3億4,300万円余の増額のうち、建設部は3億3,000万円余をお願いしております。主な増額理由は、213ページ説明欄の下段、市道乙部舞木線を始め12事業の用地などを土地開発公社及び土地開発基金から取得するものです。
 216ページをお願いします。
 2目歩道等整備費につきましては、9,500万円余の増額をお願いしております。主な増額理由は、217ページ説明欄中ほどの市道上野大見線を始め5事業の用地などを土地開発基金から取得するものです。
 218ページをお願いします。
 2目河川改良費につきましては、5,900万円余の減額をお願いしております。主な減額理由は、219ページ説明欄の下段、1河川改良費、(2)一級河川安永川(継続費)の継続事業(その5)におきまして、工事の完了による事業費の確定に伴い減額するものです。
 224ページをお願いします。
 3目街路事業費につきましては、7億5,100万円余の増額をお願いしております。主な増額理由は、225ページの説明欄2街路建設費のうち、西岡吉原線を始め4事業の用地などを土地開発公社及び土地開発基金から取得するものです。
 224ページに戻りまして、表の下段、4目特定道路費につきましては、6億4,500万円余の増額をお願いしております。主な増額理由は、225ページ説明欄の下段、1高規格道路建設促進費のうち、(3)上郷スマートインターチェンジ整備費におきまして、用地などを土地開発公社及び土地開発基金から取得するものです。
 続きまして、継続費及び繰越明許費の補正について説明いたします。
 令和元年度一般会計補正予算書の20ページをお願いします。
 第2表、継続費補正につきましては、表の下段、8款2項道路橋りょう費の橋りょう長寿命化修繕・耐震補強事業につきましては、進捗に伴い総額及び年割額を記載のとおり補正するものです。
 次に、3項交通安全施設費の歩道設置事業につきましては、工事の完了に伴い総額及び年割額を記載のとおり補正するものです。
 続きまして、21ページをお願いします。
 4項河川費の一つ目、河川改良事業(一級河川安永川その5)につきましては、工事の完了に伴い総額及び年割額を記載のとおり補正するものです。
 二つ目の河川改良事業(一級河川安永川その6)につきましては、関連する橋梁工事が繰越しとなり、年度内の完了が困難となったため、年割額を記載のとおり補正するものです。
 5項都市計画費の内環状線建設事業につきましては、橋梁下部工の施工に時間を要し、年度内の完了が困難となったため、年割額を記載のとおり補正するものです。
 続きまして、24ページをお願いします。
 第3表、繰越明許費補正1について説明いたします。
 表の下段、8款2項道路橋りょう費につきまして、一つ目の橋りょう修繕事業につきましては、入札不調による契約の遅延及び道路管理者との協議に伴う施工条件の変更により、年度内の完了が困難となったためです。
 二つ目の橋りょう耐震補強事業につきましては、河川管理者との協議に時間を要したことにより、年度内の完了は困難となったためです。
 三つ目の市道新設事業(市道中垣内九久平1号線)につきましては、土工事における硬岩掘削に時間を要し、年度内の完了が困難となったためです。
 四つ目の市道新設事業(市道乙部舞木線)につきましては、通学路変更に伴う県道交差点形状の見直しに係る関係機関協議に時間を要し、年度内の完了が困難となったためです。
 五つ目の市道新設事業(市道東広瀬2号線)につきましては、土工事における硬岩掘削に時間を要し、年度内の完了が困難となったためです。
 六つ目の市道新設事業(市道藤岡北一色迫線外1路線)及び25ページ、上から二つ目の市道改良事業(市道三好岡崎線)、四つ目の国道301号橋りょう整備負担事業の3事業につきましては、愛知県が実施する事業に関する負担金であり、愛知県事業の年度内完了が困難となったためです。
 次に、3項交通安全施設費、歩道設置事業市道(千足深田山線外2路線)につきましては、橋梁上部工に必要となる部材の調達に時間を要し、年度内の完了が困難となったためです。
 次に、4項河川費の一つ目、河川改良事業(準用河川池ノ下川)につきましては、愛知県が実施する国道419号交差点改良事業に関する負担金であり、愛知県事業の年度内完了が困難となったためです。
 二つ目の排水路復旧事業につきましては、排水路工事に支障となる水道やガスなどの移転に時間を要し、年度内の完了が困難となったためです。
 次に、5項都市計画費のうち下から二つ目の街路建設事業につきましては、工事に支障となる電線の移転に時間を要し、年度内の完了が困難となったためです。
 その下の名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業につきましては、鉄道事業者など関係機関との協議・調整に時間を要し、年度内の完了が困難となったためです。
 続きまして、26ページをお願いします。
 一つ目の特定道路建設事業につきましては、地権者との協議・調整に時間を要し、年度内の完了が困難となったためです。
 二つ目の特定道路改良促進事業につきましては、愛知県が実施する一般県道西中山越戸停車場線事業に関する負担金であり、愛知県事業の年度内完了が困難となったためです。
 各事業の補正金額につきましては記載のとおりです。
 続きまして、27ページをお願いします。
 第3表、繰越明許費補正2について説明いたします。
 8款4項河川費の河川改良事業(一級河川安永川)につきましては、河川拡幅に伴いかけ替えとなる橋梁工事において、ガスなどの占用物件の工事が遅れたことにより、年度内の完了が困難となったためです。
 補正金額につきましては記載のとおりです。
 説明は以上です。
○分科会長(杉本寛文) 説明が終わりましたので、質疑を許します。
 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 私からは、議案第27号令和元年度豊田市一般会計補正予算から質問いたします。
 補正予算書の24ページ、第3表、繰越明許費補正1、8款2項、橋りょう耐震補強事業から1点質問をします。
 豊田大橋での橋りょう耐震補強事業が、河川管理者との協議により繰越しになったと先ほど説明がありましたが、その詳しい理由と事業スケジュールについて伺います。
○分科会長(杉本寛文) 杉山道路予防保全課長。
○道路予防保全課長(杉山勝浩) 豊田大橋の白浜公園側に位置する橋脚の巻立て補強工事で、橋脚周りを掘削したところ、当初設計にない護床ブロックが設置されており、河川管理者である国との復旧方法に関する協議に時間を要したため、年度内完了が困難となり繰越明許をお願いするものであります。
 なお、繰り越した工事の完成は、令和2年5月末までを予定しております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかに質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、本議案について意見等ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、議案第40号令和2年度豊田市一般会計予算、歳入について質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、歳出のうち8款について質疑を許します。
 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 私から、順次質問をさせていただきます。
 一般会計予算説明書323ページをごらんください。
 8款2項1目道路橋りょう総務費、4道路橋りょう台帳等整備費について質問いたします。
 道路を維持管理するための道路台帳の整備状況と台帳を、具体的にどう活用しているか伺います。
○分科会長(杉本寛文) 石原土木管理課長。
○土木管理課長(石原知幸) 道路台帳の整備状況は、市道認定後、供用開始告示された路線について、道路台帳平面図をデジタルデータで順次作成しており、2019年4月1日現在、台帳作成路線数5,763路線、延長2,589キロメートルを完了しております。
 道路台帳は、橋梁などの構造物の点検・修繕の維持管理業務や、職員が庁内の統合型GISで使用でき地番検索が可能になったことから、占用承認や特殊車両の通行許可等の許認可業務に活用し効率化が図られております。
 また、市民からの電話や窓口での建築確認の照会においても、台帳検索により迅速に市道名や道路付近などの情報提供を行うことができます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 次に325ページ、8款2項2目道路橋りょう維持費、3道路修繕費、(3)路面舗装修繕費、(4)地域路面舗装修繕費について質問いたします。
 路面舗装修繕の主な取組について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 野口道路維持課長。
○道路維持課長(野口朝司) 主な取組は、路面調査結果に基づき作成した個別施設計画の舗装修繕計画により、優先度の高い路線から舗装の打替えや切削オーバーレイなどによる延長約6.7キロメートル、面積約6万5,000平方メートルの舗装修繕工事を実施する予定です。
 そのほか道路パトロールや市民からの情報提供により、緊急性や危険度の高いものは随時ひび割れ充填やマッチングなどの部分補修を行い、今後も道路利用者の安全確保に努めていきます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 同じく2目道路橋りょう維持費、5橋りょう修繕・耐震対策費、(1)平成記念橋(継続費)、7耐震対策費、(1)橋りょう耐震対策費について質問いたします。
 豊田市橋りょう耐震補強計画に基づく対策で、令和2年度に行う具体的な取組内容について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 杉山課長。
○道路予防保全課長(杉山勝浩) 令和2年度の取組内容は橋りょう耐震対策費で、豊田大橋の千石公園側に位置する橋脚の巻立て補強のほか、5橋の耐震補強工事を予定しております。
 なお、豊田大橋につきましては、令和2年度で耐震対策が完了する予定です。
 また、橋りょう修繕耐震対策費では、3か年継続事業である平成記念橋の耐震工事を引き続き行い、令和2年度で耐震対策が完了する予定であります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 次に327ページ、8款2項3目道路新設改良費、1市道新設費、(5)市道藤岡北一色迫線外1路線から、愛知県が進めている国道419号迫八反田交差点の改良事業について2点伺います。
 1点目、工事中の渋滞対策はどうされているのか伺います。
○分科会長(杉本寛文) 塚本土木課長。
○土木課長(塚本直樹) 愛知県が渋滞対策として進めている国道419号迫八反田交差点改良事業に合わせて、市道藤岡北一色迫線の交差点形状を良好にするため、付替え工事を愛知県が施工し、豊田市は工事負担金を支出しております。
 交差点改良の工事中の渋滞対策としましては、現在の交通機能を確保するため、工事区域内に仮設道路を設置し、交通を切り替えながら進めております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 2点目、工事負担金の具体的な金額は幾らかお伺いします。
○分科会長(杉本寛文) 塚本課長。
○土木課長(塚本直樹) 工事負担金は2,600万円を予定しております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 同じく3目道路新設改良費、2市道改良費1、(1)市道鍋田1号線外3路線について質問いたします。
 愛知県が進めている、国道301号松平バイパス事業に合わせて行っている交差する市道整備の進捗状況を伺います。
○分科会長(杉本寛文) 塚本土木課長。
○土木課長(塚本直樹) 市道鍋田1号線外3路線のうち、松平バイパスと立体交差で横断する市道鍋田1号線は、引き続き道路の新設工事を進めるとともに、接続側の市道鍋田九久平線においても道路改良工事を行います。
 また市道鍋田1号線と松平バイパスとを接続する下山地区に向かう市道鍋田2号線と、中心市街地に向かう市道鍋田3号線においても、取付け等の工事を行い、松平トンネルの供用に合わせ完成を目指します。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 同じく327ページ、329ページについて、3目道路新設改良費、3市道改良費2について質問いたします。
 中山間地域における市道改良工事の特徴について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 鈴木地域建設課長。
○地域建設課長(鈴木一臣) 市道を改良する際には、中山間地域は狭小な道路が多く、地形状況により道路線形や買収面積に大きく影響するため、地域性、交通量、地形等を考慮し、車両のすれ違いに支障となる箇所に待避所を設置したり、見通しの悪いカーブの拡幅をするなど、部分的な整備を実施することで地域住民の利便性と交通安全の向上を図っています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 次に335ページ、8款4項1目河川総務費、11急傾斜地崩壊対策負担金について質問いたします。
 愛知県が行う急傾斜地崩壊対策事業の費用の一部を負担するものですが、どのような事業内容か伺います。
○分科会長(杉本寛文) 石原課長。
○土木管理課長(石原知幸) 急傾斜地崩壊対策事業は、傾斜度が30度以上で高さが5メートル以上の急傾斜地の崩壊による土砂災害から住民の生命を守るため、人家5戸以上または公共施設等に被害を及ぼすおそれがある急傾斜地崩壊危険区域の自然崖に対して、擁壁工やのり枠工等の急傾斜地崩壊防止施設を整備するものでございます。
 事業費の市の負担割合につきましては、公共単県事業の区分の違いや、崖の規模や公共施設などの有無により、2.5パーセント、5パーセント、10パーセントの三つに分けられています。急傾斜地崩壊対策事業の必要な箇所数は、市内には593箇所あり、平成30年度末現在、109箇所の対策が完了しています。
 以上でございます。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 次に345ページ、8款5項3目街路事業費、2街路建設費、(6)名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業について質問いたします。
 鉄道の高架化をする工事の今後の具体的な工事内容について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 三浦街路課長。
○街路課長(三浦 浩) 鉄道を高架化するまでの具体的な工事内容につきましては、始めに側道の整備や工事に支障となります架線施設などの移設を実施し、現在の軌道の西側に仮線路の整備を行い切り替えます。
 その後、現在利用されている線路部分に高架本体を建設するとともに、駅舎やホーム、軌道や電気施設などを整備し、高架本体へ切り替えます。
 高架化工事は、仮線路の撤去を含め、令和7年度末完了を目指し進め、引き続き交差道路や側道の整備を進めてまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 同じく345ページ、8款5項4目特定道路費、2高規格道路建設促進費、(3)(仮)上郷スマートインターチェンジ整備費について2点質問いたします。
 1点目、スマートインターチェンジの令和2年度完成に向けた事業内容についてお伺いします。
○分科会長(杉本寛文) 稲吉幹線道路推進課長。
○幹線道路推進課長(稲吉健司) 令和2年度はスマートインター上り線・下り線ともに盛土擁壁など道路築造を進め、ETCゲートなどの料金施設を設置し、スマートインターの完成を予定しております。
 また、スマートインター上下線の取付け道路に、スマートインターに侵入するための右折帯等を設置する工事のほか、周辺道路の交通対策や高速道路上と一般道の案内標識の改修等、関連する工事も令和2年度末までの完成を予定しています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 2点目、豊田上郷サービスエリアへの名称変更に伴う事業費1億円の内容と、そのスマートインターチェンジの整備に合わせて行うメリットについて伺います。
○分科会長(杉本寛文) 稲吉課長。
○幹線道路推進課長(稲吉健司) サービスエリアの名称変更に伴う費用は、高速道路上の既設上郷サービスエリアの看板の取替え費や中央管制局の情報システム改修費のほか、サービスエリア内の表示看板の取替え費を見込んでいます。サービスエリアの名称変更をスマートインターチェンジの整備に合わせて行うメリットは、中日本高速道路株式会社がスマートインターチェンジの設置に伴い行う料金システムの改修費や、地図など配布物の修正費の負担が発生しないことです。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 同じく4目特定道路費、3特定道路建設費、(1)特定道路調査費について質問いたします。
 令和2年度に実施する主な取組について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 倉口建設企画課長。
○建設企画課長(倉口 敦) 特定道路調査費で実施する主な取組は、自転車通行空間整備に係る調査及びとよた事故削減あんしんプラン2020に係る調査になります。
 自転車通行空間整備に関する取組は、整備済み路線におけるさらなる安全性・快適性の向上のため、交差点改良などの抜本的な対策の検討を行ってまいります。
 また、とよた事故削減あんしんプラン2020に関する取組は、令和元年度の対策完了箇所及び経過観察箇所について対策前後の効果を検証し、必要に応じて追加対策を検討・立案してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 次に、347ページ、同じく4目特定道路費、3特定道路建設費、(4)内環状線建設費(竜宮橋)(継続費)について質問いたします。
 竜宮橋工事の進捗状況と今後の見通しを伺います。
○分科会長(杉本寛文) 三浦課長。
○街路課長(三浦 浩) 本事業は、平成29年度に着手し、現在、新設橋の下部工6基のうち2基が完了し、既設橋につきましては、橋脚の耐震補強を5基のうち2基が完了しております。
 令和2年3月末時点の工事進捗率は約50パーセントの見込みです。今後は令和2年夏ごろより新設橋の上部工の仮設に着手し、令和3年秋ごろ、現道の交通を新設橋に切り替え、既設橋の修繕を行う予定であり、橋梁部の完成は令和4年度末を予定しています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 同じく4目特定道路費、3特定道路建設費、(6)豊田刈谷線について質問いたします。
 令和2年度の具体的な工事計画を伺います。
○分科会長(杉本寛文) 三浦課長。
○街路課長(三浦 浩) 令和2年度は、本線部の工事のための準備工事を進めていきます。具体的には農地の区間であることから、隣接した地権者の方々などと農地への出入りの確保などの調整を行いました結果、農繁期を過ぎた秋ごろから必要となる農水管などの農業用施設や排水路の移設を行い、工事用進入路や雨水調整池の整備を進める予定です。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 最後に、同じく347ページ、4目特定道路費、4特定道路改良促進費、(1)国道155号(豊田南バイパス)関連整備費、(2)国道153号(豊田北バイパス)関連整備費について質問いたします。
 豊田南北バイパスの事業の関連市道の進捗状況と、令和2年度の事業内容を伺います。
○分科会長(杉本寛文) 稲吉課長。
○幹線道路推進課長(稲吉健司) 豊田南・北バイパスに関連する市道は、バイパスの供用時までに優先的に28路線を整備していく予定です。
 令和元年度の用地取得の進捗状況は、市道千足深田山線を始め26路線で用地交渉に着手しており、14路線で用地取得が完了しています。
 工事の進捗状況は、市道高原1号線を始め14路線で工事に着手しており、3路線で整備が完了しています。
 令和2年度の整備内容は、豊田南バイパスを横断する市道宮町本新線ほか6路線で、延長約1,310メートルの道路改良工事を予定しています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほか質疑ありませんか。
 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 私から、順次質問をさせていただきます。
 予算説明書の323ページ、8款2項1目、4道路橋りょう台帳等整備費から1点質問をします。
 この台帳等整備費は、土砂災害ハザードマップ作成としても進めていると承知をしておりますが、令和2年度の具体的な取組についてお伺いします。
○分科会長(杉本寛文) 石原課長。
○土木管理課長(石原知幸) 土砂災害警戒区域等は、愛知県により順次区域指定が行われており、令和元年度末に基礎調査が完了した区域を対象に地元説明会を行い、令和2年度に全市域の指定が完了します。
 また、住民周知としまして、令和元年度及び令和2年度の区域指定を反映した土砂災害ハザードマップを作成していく予定でございます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 次に予算説明書327ページ、8款2項3目、1市道新設費、(2)市道中垣内九久平1号線から1件質問をします。
 生活や産業の重要な道路となる市道中垣内九久平1号線ですが、繰越明許費補正にもなっていることから、その整備内容と進捗状況について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 塚本課長。
○土木課長(塚本直樹) 市道中垣内九久平1号線は、地域住民の生活環境の保全と円滑な交通の確保を目的に、県道岡崎足助線から国道301号に向けた新設道路の約2キロメートル区間を平成27年度から工事を進めております。
 令和2年度は、最終工区である延長約540メートルの工事に着手し、早期の開通を目指してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 次に、予算説明書335ページ、8款4項1目、8矢作川水防災協議会費について1点質問します。
 予算説明会において、洪水ハザードマップを作成すると伺いましたが、令和元年度の進捗と令和2年度の事業内容について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 中川河川課長。
○河川課長(中川啓二) 令和元年度の進捗につきましては、河川判断による浸水想定区域や中山間地の土砂災害警戒区域などのさまざまなハザード情報の整理を行い、マップの作成方針の検討を行いました。
 令和2年度の事業内容は、学識経験者、河川管理者、市民代表等で構成する検討委員会を設置し、さまざまな意見をいただくとともに、連携協力協定を締結している国立研究開発法人土木研究所の助言指導も受け、市民にわかりやすく使いやすい洪水ハザードマップを策定してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 次に、同じく335ページ、8款4項1目、10(仮)水辺ふれあいプラザ整備費について1点質問します。
 令和2年度の具体的な事業内容と整備スケジュールについてお伺いします。
○分科会長(杉本寛文) 酒井矢作川研究所長。
○矢作川研究所長(酒井 斉) (仮)水辺ふれあいプラザは、自然と触れ合う川の体験型学習施設として整備を進めており、令和2年度は籠川の堤防の傾斜を緩やかにするなどの護岸の設計を進めてまいります。あわせて施設整備の準備のため、広場内を流れる排水路の付替えを実施する予定です。
 また、整備スケジュールについては、引き続き河川管理者と連携を図りながら、令和3年度より施設整備に着手できるよう関係機関と協議・調整を進め、早期の供用開始を目指してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 次に、予算説明書337ページ、8款4項2目、6矢作川環境整備費、(1)矢作川水辺プロジェクトについて1点質問します。
 先ほど都市整備部のほうで取組内容について少し説明がございましたが、私からも令和2年度における具体的な事業内容についてお伺いします。
○分科会長(杉本寛文) 中川課長。
○河川課長(中川啓二) 令和2年度の事業内容は、多自然川づくりの指標を用いて、鮎などの水生生物の生息環境を改善することを目的とし、高橋下流において瀬の再生を実施します。
 具体的には、河川内の堆積した玉石や土砂を用いて、瀬の骨格部分の造成を行います。これにより、かつて鮎釣り場としてにぎわっていた高橋から久澄橋の区間における三つの瀬が再生し、市民が自然豊かな矢作川に親しむことが可能となります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 倉山委員。
○分科会委員(倉山和之) 次に、予算説明書345ページ、8款5項4目、2高規格道路建設促進費、(3)(仮)上郷スマートインターチェンジ整備費について、最後1点質問をいたします。
 先ほどスマートインターチェンジの業務内容のご回答がありましたが、私からはスマートインターチェンジ整備の事業区分と令和2年度の補助事業の内容について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 稲吉課長。
○幹線道路推進課長(稲吉健司) スマートインターチェンジ整備の事業区分は、サービスエリアからETCゲートまでの道路整備を、中日本高速道路株式会社が行い、ETCゲートから上下線の取付道路である主要地方道豊田安城線と市道環状5号線までの市道整備を豊田市が行うこととし、市道区間は豊田市から中日本高速道路株式会社へ受託工事として進めています。
 補助事業の内容は、インターチェンジへのアクセス道路として地方道事業費補助金の採択を受けており、令和2年度の補助金は市道を完成させる道路築造費などで2億9,250万円を予定しています。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほか質疑ありませんか。
 小島委員。
○分科会委員(小島政直) それでは、説明書の337ページです。
 8款4項2目、6の矢作川環境整備費、(1)矢作川水辺プロジェクト費についてです。
 計上予算6,700万円の内訳について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 中川課長。
○河川課長(中川啓二) 6,700万円の内訳としましては、矢作川の高橋下流において河川環境を改善する河床再生工事と、平成30年度豊田大橋下流で関係者に整備した水際部の草刈りなどの維持管理費となっております。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) それでは、その令和2年度分の河床再生工事の概要について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 中川課長。
○河川課長(中川啓二) 令和2年度の事業内容は、多自然型川づくりの手法を用いて、鮎などの水生生物の生活環境を改善することを目的として、高橋下流において瀬の再生を実施しています。
 具体的には、河川内の堆積した玉石や土砂を用いて、瀬の骨格部分の造成を行います。これにより、かつて鮎釣り場としてにぎわっていた高橋から久澄橋の区間における三つの瀬の再生が完了し、市民が自然豊かな矢作川に親しむことが可能となります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) 345ページです。
 8款5項3目、2の街路建設費、(4)西岡吉原線についてです。
 令和2年度の計上予算及び事業の進捗について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 三浦課長。
○街路課長(三浦 浩) 令和2年度の計上予算は6,400万円余です。
 進捗状況につきましては、全体延長約4キロメートルのうち国道155号豊田南バイパスから名鉄三河線までの延長約1キロメートル区間が供用していますので、他の区間を三つに分けて西側から順次ご説明します。
 一つ目の区間、県道宮上知立線から都市計画道路三好ケ丘駒場線の延長約0.9キロメートル区間につきましては、平成29年度に事業着手し、地元との協議・調整を行いながら、現在、道路設計や用地取得を進めています。
 二つ目の区間、国道419号から国道155号豊田南バイパスまでの延長約0.4キロメートル区間につきましては用地取得を進めており、用地取得済み区間の部分整備を行う準備としまして、農水管の付替え工事に着手してまいります。
 最後に三つ目の区間、名鉄三河線から市道若林花園線までの延長約0.2キロメートルにつきましては、新たに令和2年度から用地調査に着手し、残りの都市計画道路豊田今本線までの延長約0.8キロメートル区間につきましては、事業着手に向け公安委員会など関係機関との協議・調整を進めてまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) それでは、この事業の期待する効果について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 三浦課長。
○街路課長(三浦 浩) 期待する効果は、市の南西部の地区を東西に結ぶ新たな道路ネットワークが形成されることにより、地域の渋滞の緩和や交通の円滑化が図られるとともに、交通渋滞に伴い生活区域に流入している通過交通が本路線に転換され、日常生活における安全で安心な生活道路環境の実現が図られます。
 また、歩行者、自転車が安全に移動できる道路環境の確保に加え、県道名古屋岡崎線など周辺の幹線道路が災害時に通行に支障を来す場合には、代替道路としての機能を発揮するなどの効果が期待されます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) 同じく2の街路建設費、(6)名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業についてです。
 令和2年度の事業の概要及び計上予算と主な内容について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 三浦課長。
○街路課長(三浦 浩) 令和2年度の事業概要としましては、引き続き用地取得を積極的に進めるとともに、鉄道事業者と工事協定を締結し、仮線路に切り替えるための準備工事などを実施してまいります。
 令和2年度の計上予算としては、17億2,000万円余を計上しています。その主な内容についてですが、工事協定に基づく鉄道事業者への工事負担金、仮側道や逢妻男川の排水時間の移設などの工事費、光ケーブル・ガス管などの市場物件の移転補償費、その他用地取得費や調査・設計費などです。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) 高架化は令和6年度で、連続立体交差の事業は令和7年度に完了するようでございますが、この事業の期待する効果について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 三浦課長。
○街路課長(三浦 浩) 期待する効果につきましては、主に三つ挙げられます。
 一つ目としましては、踏切がなくなることにより交通渋滞が解消され、交通の円滑化が図られます。
 二つ目としましては、踏切事故がなくなり、安全・安心に通行できるようになります。
 三つ目としましては、駅施設の改良により鉄道利用者の安全性・快適性の向上が図られるほか、関連する道路や駅前広場と一体となって整備を進めることにより、利便性が向上するなど魅力あるまちづくりが促進されます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) 説明書の345ページ、8款5項4目、2の高規格道路建設促進費、(3)(仮)上郷スマートインターチェンジ整備費について、この(仮)上郷スマートインターチェンジの整備完了による効果について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 稲吉課長。
○幹線道路推進課長(稲吉健司) スマートインターチェンジの整備によりまして、周辺工場から高速道路へのアクセス時間の短縮による定時性、信頼性の向上や、豊田インターチェンジ、豊田東インターチェンジなどのインターチェンジ周辺道路の交通分散による交通の円滑化のほか、救急医療体制の強化、災害時における広域防災拠点機能の向上などの効果が期待できます。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 小島委員。
○分科会委員(小島政直) それでは、1日当たりの計画交通量と交通量の増加に伴う対策について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 稲吉課長。
○幹線道路推進課長(稲吉健司) 1日当たりの計画交通量は6,500台を想定しています。交通量の増加に伴う対策は、スマートインター上下線の取付道路にスマートインターに侵入するための右折帯等を設置するとともに、上下線への交通集中が予想される永覚町、上中根の交差点においても、右折レーンの延長を伸ばす工事を予定しており、スマートインター出入り口及び周辺の車両交通の円滑化に努めてまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほか質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 質疑ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りします。
 岡田委員の(仮)水辺ふれあいプラザの事業概要、想定される維持管理費、今後のスケジュールについてを趣旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。
            〔「異議なし」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ご異議なしと認め、岡田委員の発言申出を許可します。
 岡田委員、発言席へお進みください。
 岡田委員。
○委員外委員(岡田耕一) では、説明書の335ページをお願いいたします。
 説明欄10(仮)水辺ふれあいプラザ整備費でございます。
 まず、2点目、3点目、先ほど令和2年度の事業概要及び今後の事業スケジュールにつきましては、既にご答弁ありましたので結構でございます。1点のみお願いいたします。
 最終的な完成時の事業概要と想定される年間維持管理費についてよろしくお願いいたします。
○分科会長(杉本寛文) 酒井所長。
○矢作川研究所長(酒井 斉) 最終的な事業概要は、川の体験型学習施設として籠川内に魚などの生き物と触れ合える水路や魚道、さらに川に安全で近づきやすい緩やかな護岸を整備してまいります。また、多目的に利用できる広場や淡水魚の飼育池なども計画しています。
 想定される維持管理費については、地元の協力をいただきながら、経済的に維持管理できるよう整備後の管理体制や費用等を今後調整してまいります。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) 以上で質疑を終わります。
 岡田委員は傍聴席にお戻りください。
 続いて、11款について質疑を許します。
 質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) ないようですので、続いて、継続費及び債務負担行為について質疑を許します。
 深谷委員。
○分科会委員(深谷とおる) 私から1点お伺いします。
 一般会計予算書12ページ、第2表、継続費、8款4項、河川改良事業(準用河川長田川)について、継続費とした具体的な理由について伺います。
○分科会長(杉本寛文) 中川課長。
○河川課長(中川啓二) 準用河川長田川の拡幅工事は、都市計画道路高橋細谷線の4車線化に伴う橋梁などの構造物と同調工事を予定しており、現況断面を確保した河川の切り回しや道路の切替えなど施工が複雑となり、工事期間が長期となるため6年間の継続費を設定するものです。
 以上です。
○分科会長(杉本寛文) ほかに質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 質疑ないようですので、その他、本議案について質疑ありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 続いて、本議案について意見等はありませんか。
             〔「進行」の声起こる〕
○分科会長(杉本寛文) 意見等ないようですので、以上で建設部所管分を終わります。
 以上をもちまして、当分科会の審査案件の全てを終了しました。
 なお、予算決算委員会における審査結果報告につきましては、分科会長にご一任いただきますようお願いいたします。
 これをもちまして、予算決算委員会産業建設分科会を閉会いたします。
                       閉会 午後2時59分
 令和2年3月9日
                         産業建設分科会長 杉本寛文