○議長(熊木 博君)  町長。


○町長(三好正則君)  はい。先ほど来申し上げておりますが、これは私がどうしても補佐役としてぜひ就任していただきたいのだというものがあってお願いしたものでありまして、やはり大磯町民3万2,000人の方のために働いていただけるということを前提に、私としては考えております。そういう意味で御理解いただけるんじゃないかという判断のもとにちょっと行ったものでございまして、矛盾しているかしないかというのは、ちょっと私、その段階ではおりませんでしたんでよくわかりませんが、いずれにしても今回、まちづくりのためにぜひ頑張っていただきたい、そういう判断でございます。


○議長(熊木 博君)  17番・柴崎議員。


○17番(柴崎 茂君)  それではお尋ねいたします。町長、先ほど来、吉川議員が副町長に就任するのをなるべく早くしてほしかったというようなことでお話されてますよね。それでね、私は予算委員会のときにも申し上げました。例えば教育長の人事についてもそうですし、この副町長の事案についてもそうですけど、三澤町長に対して、教育委員を早く選任できないのは問題だ、みたいなことはおっしゃっておられましたですよね、町長ね。それで現実には、予算委員会のときにもお話したとおりですから、あえてここで言うのもとは思いますが、委員会とはまた別の場面ですので同じことをお尋ねすることになるんですけど、現実には行政の仕事というのは、やはり予算をつくる仕事が一番大変だろうと思うんですよ。一つの町長の方針ですしね、それをきちんとするためには企画とかそういうことも必要ですし。ところが、これで予算ができてしまって、次にやる議案もそうですけど、4月1日からの人事なんですよね。
 それで、まず1点目なんですけどもね、そういう事実関係のもとにお尋ねするんですが、私は吉川議員は月末までやられるんじゃないかなと思っていました。きょうが可決するにしろ否決されるにしろですね。同意されるにしろ、同意されないにしろ。ところが、きのう午後辞職されたということです。町長は一刻も早くと言われていますけど、一刻も早くと言うんだったら、例えばあしたからとか、きのう辞職されているんだったら、きょう議会の同意を得るわけですから、同意された直後のきょうからの条例案を町長は提案すればよかったんじゃないかなと思っているんですよ。
 実に重要なことなんですけど、行政というのは、やっぱり綿密に計算した上できちんと計画にのっとってやることが必要だと思うんですね。町長が必要だというんなら、わざわざ4月1日に、年度が変わったところにする必要はないんですね。それはなるべく早く吉川さんを副町長にしたいという事案を出せばいいわけですし、それは臨時議会でも、議会は町長に提案されれば対応せざるを得ません。どうして条例案を4月1日からというふうな施行にされて、事実上、きょうが採決の日なのか。採決の日をもって、吉川さんがやめられるかどうかは別にして、採決の日の後を条例の施行日にするのは、行政の長の提案としたら当たり前のような気がするんですけど、なぜ吉川さんはきのうやめられたのに、そういう話し合いもなく4月1日の条例にしておくのか。その差異、「サイ」って、違いということですね。町長は先ほど来、一刻も早くと言いながら、実はもうそこにそういう差異が生じているわけですよ。一刻も早くじゃないんですよ。年度が変わったところからやると言っているわけですから。どうしてそういう差異が生じるのか。一刻も早くと言うんだったら、何できょうからの条例案施行日になっていないのか。次の次の条例案は、行政財産の目的外使用の条例案はきょう施行日になっていますよ。だからそのことについて、どうしてこういう重要な案件を4月1日にして、きょう施行日になっていないのか、まずその点をお尋ねしますね。
 次です。これは私が事実関係を直接的に確認したわけではないですが、例えば渡辺議員にしても百瀬議員にしても、そのとおりだねという話をされていますのでね、あえてお話させていただきます。三好町長が町長に出られたとき、出られるという決意を7月ぐらいですかね、そのころお示しになられたときに、吉川さんも町長選に出るつもりでおったということは私も知っています。そのときに、同じ中央大学の同窓である、1年後輩の、学部は違いますけど、三好町長がここに立っておられるように、町長選に出るということになられたので、吉川さんがすごい激怒したと。私に何の相談もなく三好君は出てしまったということでね。それでその際、いや、きちんと話したらどうなんだいというような話を、これは直接聞いたわけではないですけど、例えば柴山議員とかも吉川さんにそうやって忠告して、三好君とよく相談した方がいいんじゃないのというような話をしたというのは、私は聞いているんですね。その話はうそか本当かと確かめる必要もないですし、普通の成り立ちだなと思っていますから、まあ、そういう流れであったと。
 ところが、そこから先が重要なんですけど、渡辺議員と百瀬議員の話によると、吉川さんはその足で、前の町長の助役の柏木助役のところに行って、これはだから、悶々とずっとされていたんでしょうけど、9月1日以降ですよね。何でかというと、要するに三好が出ると言っていると。それは概略の話ですよ。言葉じりがそうであったかどうかは違いますけど、内容がそうだったということで、それで私を、自分をね、吉川議員そのものを、要するに教育長にするなら三澤を応援してやると。ところが、さすがに前の柏木助役も、何でも飛びつく魚の何とかにたとえられるような話ではなくて、さすがに、吉川さん、それは三澤町長に言えないと。それは勘弁してくれと。それは無理だよと。1日の日に渡邉教育長の事案が否決されて、あなたも否決されたじゃないのかと。それなのに、この期に及んでそれはないでしょと。それで吉川さんはあなたのところに行ったんだと。
 それでね、実はある日、いや、これはまじめな話ですよ。ある日、高橋英俊議員が私のところに来て、こう聞いたんですよ。何の前段の話も、何の後段の話もなくですよ、「なあ、しばちゃん。三好さんは当選したら吉川さんを教育長にするっていう話は本当か」と言うので、私はあっけにとられました、あんまり唐突な話なんで。「何でそんな話をするの。どこから聞いたの」と言っても、高橋英俊議員は何も答えなかったんですよ。それで、「ああ、そうなの」と。でもなんかキツネにつままれたみたいな感じだけど、「じゃ、いいよ。知らなければいいんだ」と言って行ってしまって、私はその後ずうっと何か変だなという思いがずうっとあったんですよね。で、結局後になって、先ほどの渡辺議員と百瀬議員の話を後になって聞いて、ああ、そういうことなのかと。それを補強する意味では、ここではあえて出しませんけど、よその町のことなので、ある町長とある議員からも、吉川議員と同席しているときに、三好町長が当選したその日か翌日ですよね。ある町長とある議員に対して、三好さんが当選したけど、もし私を教育長に推薦したらどうしようかなっていう話をされたという話をはじめて聞いて、ああ、そういうことだったんだと。やっぱりあのとき高橋英俊議員が聞いた話というのは、彼がうわさではつかんでいたけど、私のところに入ってこないだけだったんだって、そのとき私は感じたんですよね。
 それでね、三好さん、お尋ねしますけど、要するに、これはある意味での選挙対策でそうしたんじゃないかなって思っているんですね。選挙対策でしたんならしたで、それを別に公言して悪いことはないですけど、選挙対策を税金で賄われると、町民は困るんですよ。あなたのポケットマネーで処理すべき話で、あなたが私設秘書を雇いたいというんなら、それはそれでいいのかもしれない。だけども、税金で選挙対策を賄われると、私、ずうっと三澤町長のときにも言ってきました。例えば、敬老祝い金の節目支給についても、もらっている方の年金額がそこそこ大きいのに、1万2,000円もらってくれと。節目だから上げるよと、それはおかしな話だろうと。そういう選挙対策はやめてくれないかとずうっと言ってきたんですけど、時々の首長は選挙対策で温泉を引いたり、選挙対策で敬老年金を減らしましたと言いながら、節目支給だといって金額は全体に減っていない。この予算委員会でも、そういう選挙対策やめた方がいいんじゃないのと三好町長にお尋ねしても、これはこのまま続けていくというお話でしたよね。それで選挙対策を税金でやられて、企画だ、政策だといわれるのは、はなはだ私の目で見ると、いささかそれが政策かなと思うところなんですよ。
 吉川さんという方は、いま言ったようにそういう方なのでね、先方に行って、そうじゃないと言われたら、三好さんと言ってこられる方だというのは、私、そのときはじめて、結局今回知ったことになったんですけど、そういう選挙対策を御自身でされるということについて、いささか私は疑問に思うわけです、税金の使い方としてみたら。そういうことに疑問を持たないで、今回そういう選定をされたのかどうかということを、2点目にお尋ねします。
 それと3点目ですね。直近でも実はいろいろなことがありまして、この後出てくる福島校長のことについて、県の教育委員会に調べに行ったりしたわけですけど、そのことについては福島校長の議案のときにお話します。
 それで、これは実は先ほど大坂議員から指摘されまして、私も非常に困ったなというふうに思っていることがあるんですね。何を指摘されたかというと、大坂議員から、私の政務調査費です。私の政務調査費の中に、平成17年6月3日付で吉川重雄教育センターで2,000円の領収書が出ています。間違いなく、私はここのセンターに対して印刷を、自分の政策的な議会報告のそういうことを、町民に説明するためのビラを吉川さんに印刷を委託しました。当然、吉川さん個人に委託したというよりは、吉川さんが印刷できるというので、領収書もいただかなければいけないので、個人の領収書よりはしかるべく法人とかにしてほしいと。ここには「吉川重雄教育センター」となっています。これは大坂さんの指摘で、それで先ほどの吉川さんの経歴によりますと、私の領収書をいただいたのは平成17年の6月3日です。吉川さんは14年に「同社解散により代表取締役退任」と。ちょっと差異があるのは、ちょっと何とも言えないんですけど、吉川さんは吉川重雄教育センターというのを、頭に冠何もなしに、要するに法人化していないみたいな格好で、私の方には領収書を出しているんですよ。ただ、世の中の一般論からすると、吉川重雄教育センターというのが、有限会社でも株式会社でもないものが存在していて、ほかに、株式会社吉川教育センターか。あ、ちょっとそういう意味でいうと正確に言えば違うなあ。吉川さんは個人でやっていた御商売でこれをやったわけだ。ちょっと、非常に近いけど。でもそんなことあり得るのかな。解散した方が、日にちがちょっと前だったりしますから。だけども、吉川さんに私はそういう伝票を委託したことになっているんでね、町長、この辺についてもぜひ吉川さんに一度御確認いただきたいなと。正確に言えば、そうですね、14年3月に解散しているから、これは大坂さんの指摘をそのまま受けたけど、これはいいのか、このままで。これは大した問題じゃないかもしれないや。
 じゃあ、これはやめておきましょう。法人名だとかが正確にちょっと違うから、これはちょっとこちらで確認しなければいけない。これは、このことについてはやめます。
 じゃ、3点目ね、別な形でしますけど、要するに、先ほど町長が言われた中で、一刻も早くということですけど、一刻も早くだったら「16日」にしましたよね。それで議会にも、吉川さんは多分3月31日までやるというふうな形になっていました。
 町長ね、この辺の話し合いです。町長はきょう一番最初に質問された方の質問に答えて、こう言われたんですよね。吉川さんには議会前にやめられることを町長からは進言したと。だけども、彼は責任感が強いので、やれるぎりぎりのところまではやりたいと。だけども町長は、4月1日の条例案になっていますから、ところがここでやめたことについて、町長はまるで聞いていなかったような感じのことをちょっと言われているんですけど、本当に選任しようという者と、選任したいと思って議案として出されている町長の間で、そういう細部にわたる話し合いというのはしないでやられているのかどうかですね。これは一番最初の話に直結しますけれども、ちょっとそれをお尋ねいたします。