(登壇)永田浩一議員の御質問にお答えをいたします。
 合併の効果及び合併後の評価についてでございます。
 市町村合併につきましては、厳しい財政状況の中、行財政改革の推進、地方分権の進展などに対応するため、合併という道を選択しました。
 市としましては、行財政改革大綱を策定し、民間委託等の推進や、組織機構の再編などによる職員数の削減や、投資的事業の抑制や繰り上げ償還の推進などによる地方債残高の削減を成果目標として掲げ、人件費削減につきましては、新市建設計画でお示ししましたとおり、十年間で百四十三億五千万円の削減を達成すべく、今後も行財政改革に努めてまいります。
 合併後のメリットとしては、行政経費削減効果はもちろんのこと、敬老特別乗車券・健康増進施設利用券の利用区域の拡大、プロサッカーチームFC東京のキャンプ誘致による経済効果及び情報発信、合併特例債や交付金等を活用した拠点施設等の整備などが挙げられます。
 市としましては、今後も積極的に行財政改革に努めてまいりながら、これまで同様、きめ細やかなサービスを維持するよう努めてまいります。ただ、御指摘のとおり、この合併により、相談・受付業務等において、「行政サービスが低下した。」と指摘される声もございますので、今後も可能な限り、市民の皆様の意見を反映させ、市民サービスの向上に努めてまいります。
 次に、住民への報告責任を全うすべきではないかという御指摘についてでございます。
 今回、山之口町、高城町、山田町、高崎町の各地域に出かけ、住民の皆さんと話し合う座談会を開催し、市政運営についての説明を行った後、意見交換を行います。議員御指摘のとおり、横文字を余り使うなということでございますので、今回の座談会は「市長とかたろ会」という名前にさせていただきました。なお、今月号の暮らしの情報に掲載しておりますように、十月に山田町内の四カ所で開催し、十一月に高城町、翌年一月に高崎町、五月に山之口町の順に、開催を予定しておるところでございます。
 続きまして、三股町との合併についての御質問でございます。
 三股町との合併については、現在、三股町は合併をしないという道を選択をされておりまして、三股町の政策について申し上げる立場にはございません。旧一市四町は、スケールメリットを生かし、効果的かつ効率的な行政運営を図るために合併いたしました。現在、合併特例債や交付金等を活用した拠点施設等のハード整備事業、また、敬老特別乗車券等のソフト事業をあわせて実施をしておりまして、今後、そうした効果は確実にあらわれてくると認識をいたしております。
 今後、もし三股町からの合併に対する申し出があった際には、いつでも協議するテーブルを設定していきたいと考えております。
 以上でございます。(降壇)