今、学校の中ではアレルギーを持っているお子さんも多い中で、安心・安全な学校給食というのは市民の願いです。私はこの思いに応えられるポテンシャルが、茨木の農業にはあると思っています。問題はそれを引き出す工夫、農業振興策です。集落営農で農業を守っておられる中に、学校給食用の食材生産を位置づけていただくことも大切ではないでしょうか。改正される農業委員会制度の中で、積極的役割を果たしていくことも大切だと考えます。さきに取り上げた小規模修繕工事もそうですが、農産物の地産地消を進めることも含めて、地域経済を活性化する手段の1つです。
 茨木の農業は小規模農家がほとんどで、自分の農地を守りながら地道に農業を続けておられますが、それでも次の世代が茨木から離れたり、農業に携わらないことで、耕作放棄地や遊休地がふえています。今、学校給食の現場で求められているものを計画的に生産することによって、耕作放棄地や遊休地を減らす取り組みは、関係団体にお任せ的に協議するだけではなく、市が農業を発展させるという観点からも力を入れて取り組むべき重要な施策だと考えます。農業振興策の1つにきちんと位置づけ、取り組みを強化していただくことを要望して、質疑を終わります。