今のご答弁をお伺いしていますと、みそはほぼ100%地元産を活用できているが、米はできていない。その原因は、農協が学校給食用に提供してくれるものは全て購入しているが、100%に到達しないということで理解したんですけれども、私が知りたいのは、なぜ100%市内産米を利用できないのかということです。最初にお示しいただいたように、米の生産量は1,820トンもある。これは農協出荷高ということの理解でよいのかどうかという点についても答弁を求めておきます。
 この中から90トン近くが学校給食に使用されているので、わずかしか残らないというのであれば、先ほどのご答弁で理解できるんですけれども、単純に計算しても差し引き1,700トンあるという計算です。ご答弁いただいた数値で計算すると、学校給食での米の使用量は、年間にして約160トンです。100%にしようと思えば残りは70トンほどのはずです。生産量の1割にも満たない量を学校給食に提供できない理由は何かということについて、尋ねたつもりですので、再度答弁を求めます。
 お隣の箕面市では、学校給食に地元産を活用する手段の1つとして、農業公社を設立し、国の交付金を活用して、生産する人材も確保しながら、耕作放棄地を農地に戻す取り組みとあわせて、学校への地元農産物を納入する取り組みを始めています。荒れた農地を公社で二、三年耕し、農地として使える状態になったところで生産者にお返しし、引き続き耕作してもらう取り組みを行っているほか、遊休農地解消に積極的役割を果たしており、4年前に比べて3割も遊休地を解消することができているそうです。箕面市はこういった取り組みの中、葉物野菜なども地元農産物を積極的に活用するという観点から、収穫した際に二、三日分まとめて納品してもよいよう、各学校に保存庫の設置も始めました。このように学校給食での地産地消の取り組みを進めることが、農業振興策にもつながるという観点で、市が積極的に生産者支援を行うことが、安心・安全な学校への信頼につながり、食育目標達成につながると考えるものですが、見解をお聞かせください。