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令和 4年 第3回定例会(第5日 9月 9日)
一般質問重森 佳代子
2 夏休み学校プール開放中止に疑問
(1) 子ども目線の教育的配慮について
コロナ禍のため、子どもたちはほとんどの場面でマスク着用で行動している。この長期化が及ぼす心的な影響も懸念されており、プールで過ごす時間はマスクを外した子どもたちがいきいきと交流する貴重なひとときである。
ア 2年間中止されていたプール授業が再開され、夏休みのプールも当然開放されると認識していたが、6月22日、各小学校にプール開放中止が通達されている。中止理由は1.新型コロナウイルス感染症は減少傾向にあるが、若年層の感染割合が高い2.大半の学校でプール監視員の確保が困難ということである。当時の本市のコロナ発生状況は10〜50人と落ち着いた状況であり、中止の大きな要因は監視員不足と推察する。夏休みの感染爆発からすると、結果としては中止せざるを得なかったかもしれないが、一方では密になりやすい放課後児童クラブは多数の感染者が出ても閉所していない。また豊栄町安宿・能良地域では地域が主体となって市民プールを開放し、西条・高屋地区など他地域からも広く利用されている。全児童への公平性も鑑み、中止に至ったという経緯についても理解しがたい。プール開放を楽しみにしている子ども目線の配慮が必要だったのではないか。監視員が揃っているプールや開放日・利用人数制限等の工夫をすれば、全プール一律開放中止という結果にならなかったのではないか、また公平性とは何か問う。
イ このような状況は来年度以降も想定されるところである。監視員募集については各小学校に依頼されているが、これについては教育委員会の責任と考える。今年度の状況を踏まえ、来年度どのように対処するのか問う。