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令和 6年 6月定例会( 6月 7日) 日程第2 一般質問
中島 康二(クラブみらい)
1 ちゅーピーパークを核ににぎわい創出について2024年1月29日、広島東洋カープは廿日市市宮島口西の大野練習場と大野寮を移転することを発表した。移転先は近くにある(株)中国新聞社が運営するちゅーピーパーク内で、最新トレーニング設備など備えた「大野ファーム施設(仮称)」として、新しく整備し2029年末完成予定。そして事業推進のため、本市と広島東洋カープ、中国新聞社が連携協定を結んだ。遡れば、2018年3月議会一般質問に於いて、件名「熊ヶ浦鯛ノ原線に若鯉ロードを」として、カープ若手選手育成の一助となるべく、ランニングがしやすい道路仕様にしたらどうか。そしてチチヤス(ちゅーピーパーク)から防災公園(チチヤス大野ふれあい公園)へとつながるランニングロード、もしくは遊歩道の整備を検討したらどうか。と質問を行っている。報道によれば、広島東洋カープの松田代表取締役社長は、ファンが練習を見学したり選手と交流できるスペースや、大野寮料理長のレシピを取り入れた食堂も設ける意向を示している。松本市長は、市道「熊ヶ浦鯛ノ原線」を整え、大野ファーム施設(仮称)へスムーズに行けるインフラ整備を目指し、「大野ファーム施設(仮称)が全国のカープファンに愛されるとともに、ちゅーピーパーク全体が廿日市市のにぎわい創出の核となるよう、三者で協議を重ねていきたい」と期待を寄せている。また施政方針にも、スポーツを核にしたまちづくりを掲げており、それらを踏まえて次の質問を行う。
(1)本市と広島東洋カープ、中国新聞社が連携協定を結び、「ちゅーピーパーク全体が廿日市市のにぎわい創出の核となるよう、三者で協議を重ねていきたい」とあるが、全体の青写真やスケジュール等について問う。
(2)市道「熊ヶ浦鯛ノ原線」工事は既に始まっているが、道路の仕様変更や工期等について問う。
2 ラーケーション制度の導入について
(1)2023年9月から愛知県や大分県別府市は、休み方改革プロジェクトの一環として創設した「ラーケーションの日(校外学習活動の日)」の導入を始めた。「ラーケーション」は、学び(learning)と休暇(vacation)とを組み合わせた造語で、公立学校に通う子どもが学校を休み、保護者などとともに家庭や地域内外で探求の学びや体験・活動を自ら考え、企画実行できる制度。事前に申請し、年3日まで取得が可能であり、休んでも欠席扱いとはならない。2024年4月から茨城県や栃木県日光市、沖縄県座間味村等の自治体も導入し、6月からは山口県でも「家族でやま学の日」として導入する。愛知県でのアンケート結果によると、「おでかけや旅行に行くために学校を休ませてもいい」という賛成派は約7割。反対派も「ラーケーションの日」なら利用したいという声が多かった。ラーケーション制度導入の課題(公平性、学習進度、教育現場の体制整備等)はあるものの、導入後のメリット(探求学習、観光需要の平準化、地域経済の活性化、従業員のワークライフバランス等)も多くあり、導入の自治体も増加しているが、本市も積極的に導入を図るべきと考え、市の見解について問う。